『火ノ丸相撲』主人公と新道帝憲の類似点

 『火ノ丸相撲』は、2014年から2019年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された相撲漫画。体格に恵まれない主人公・潮火ノ丸が、横綱を目指して奮闘する物語で、アニメ化もされた人気作だ。

 小学校時代には「鬼丸」と呼ばれたほどに圧倒的な強さを誇る子どもだったが、中学校で体の成長が止まってしまい、体格差に劣る相手に敗北を喫するようになってから鍛錬を続けて奮闘する物語だ。

「体が小さいのがコンプレックス。体が大きくなって強くなりたい」と語った新道との類似点もあり、ファンからすると応援せずにはいられないだろう。

 新道が挑もうとしている「小さな体で大きな相手を倒す」相撲には、先人たちが築いてきた確かな系譜がある。

「小兵の幕内力士と言えば、元小結の舞の海秀平さんでしょう。現役時代は身長171センチ、体重は100キロに満たない体格で活躍しました。当時の新弟子検査では身長173センチ以上は必要で、基準の身長に足りず一度目の新弟子検査に不合格でしたが1カ月かけて頭部にシリコンを埋め、173センチをクリアした逸話が印象的です」(前出・相撲ライター)

 その後、舞の海は262キロの小錦に立ち向かい、166キロの体重差にも関わらず勝利したことは有名な話だ。

 多彩な技で大型力士を翻弄し、若貴フィーバーとともに平成の相撲ブームを牽引した舞の海。そして、新道が憧れる炎鵬も身長167センチと小柄でありながら大型力士を土俵の外へ運ぶ相撲は多くのファンを魅了している。

 一方で小さな体で戦い続ける過酷さを知るファンからは、次のような指摘もある。

《治らない怪我するか、それ以上の事も有り得る。危険でしかない》
《成長見込んでなのはわかるけど。。。小さすぎるとケガが怖すぎる》

 最終的な合否発表は9月13日。「リアル火ノ丸相撲」と呼ばれる力士の物語を、多くのファンが見守っている─。