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ー 歯に衣着せぬストレートな発言

 元プロ野球選手で野球解説者の張本勲さんが9月9日、86歳で亡くなった。

 張本さんは1940年6月19日に広島市で生まれ、幼少期に被爆を経験。1959年には東映フライヤーズ(現・日本ハムファイターズ)に入団し、その後、巨人やロッテでもプレーした。23年間の野球人生の中で、首位打者を7回獲得。また、通算3085安打の記録は、現在でも日本プロ野球最多だ。1981年に現役を引退し、1990年には野球殿堂入りを果たしている。

歯に衣着せぬストレートな発言

「現役引退後は、野球解説者としてお茶の間に親しまれてきました。TBS系の情報番組『サンデーモーニング』のスポーツコーナーでよく見ていたという方も多いのではないでしょうか。良いプレーには“あっぱれ!”と称賛し、気を抜いた選手やチームには“喝!”と気合いを入れる姿は、番組の名物となりました」(芸能ライター)

 ときには、歯に衣着せぬストレートな発言が物議を醸すことも。張本さんは『サンデーモーニング』のレギュラー出演を2021年の年末で卒業。その背景には、同年夏の東京五輪に関する“ある発言”があったようだ。

直撃を受ける張本勲。「喝!」を彷彿とさせる鋭い眼光をみせた
直撃を受ける張本勲。「喝!」を彷彿とさせる鋭い眼光をみせた

「オリンピックでは入江聖奈選手がボクシング・女子フェザー級で金メダルを獲得。そのニュースに対して張本さんは、“女性でも殴り合い好きな人がいるんだね”“見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ”と発言したのです。日本ボクシング連盟会長はこの発言を問題とし、TBSに抗議文を送付。抗議を受けて番組内で本人が謝罪をおこなう事態となりました。

 しかし謝罪の場で、張本さんは自身の発言のどの点が問題だったのかについては言及しませんでした。どうやらなぜ自分が批判の的となってしまったのかを理解していないようで、さらにネットは大炎上。結果的に降板となりました」(同・芸能ライター)

 失言で降板となったとはいえ、その後も節目やスペシャルゲストとして番組に登場し、変わらぬ元気な姿を見せてくれていた張本さん。

 訃報を受け、アントニオ猪木氏の公式X(旧ツイッター)は《生前、張本様とアントニオ猪木とは、力道山先生とのご縁通じ大変親しくさせていただいておりました》《改めまして、感謝申し上げます》とお悔やみの言葉をポスト。

 またネット上でも、「張本さんの訃報、現役時代を知らない世代だけど、寂しいなぁ」「子供の頃から大ファンでした。とても悲しいです」「サントリーレジェンドマッチではお元気そうだったのに……出場して下さってありがとうございました!広島の原爆の被爆者としての体験を語られる姿も忘れられません……心よりご冥福をお祈り申し上げます」「張本さんも長嶋茂雄さんのところへ行ってしまわれた。合掌」と、その死を悼む声が上がっている。

 戦後の野球界を牽引したレジェンドが、またひとり旅立っていった。