ふたりの出会いは8年前の葬儀
事件の3週間ほど前に、地域で行われる祭りの打ち合わせのために林さんと顔を合わせた男性が語る。
「5人くらいで集まったのですが、全員分の飲み物を用意してくれてね。太っ腹な人でしたよ。会社で手広く商売をやっていたようですけど、慈善事業に寄付もしていたみたいです。お坊さんの資格も持っているようで、人形の供養を引き受けた際は、そのお布施を市に寄付して感謝状を受け取ったと話していました」
林さんと曽野さんの関係は、どういったものだったのか。林さんと一緒にケーキ店を訪れたことがある70代男性は、当時のふたりについて、こう話す。
「自治会でよく一緒になっていたから、仲よくしていたよ。ケーキ店に誘われたとき、オジサンがなんでこんなところにって思ったけど、あのふたり、付き合ってたんだね」
曽野さんと林さんは自身の子どもたちからも公認のカップルで、ふたりの交際について知っている人も多かったという。
「曽野さんは8年ほど前に旦那さんと死別されたと聞きました。その葬儀を担当されたのが林さんだったそうです。林さんも15年ほど前に奥様を亡くされていて。お互いにお子さんはいらっしゃいますが、すでに独立されており、そのお子さんたちにも交際は伝えていたようです。
ただ、遺産相続といった複雑な問題が絡むから“再婚はしない”方針だったとか」(近隣に住む50代男性)
そんなふたりの間に何があったのか。火災を知って、すぐに現場へ駆けつけたという曽野さんの実弟は、こう振り返る。
「救急隊の人からは、姉は“田んぼに倒れていた”と聞いてます。私も一緒に救急車に乗って、病院まで行きました」
その時点ではまだ、曽野さんには意識があったという。
「ヤケドを負っていましたけど、ちゃんと意識もあったし、普通にしゃべれてたんですよ。だから、まあ大丈夫だろうと思っていたんです。でも、病院に運ばれてから1時間くらいしたら、意識がなくなって……」(曽野さんの弟、以下同)



















