関係者の横領は「考えにくい」
新たに疑惑が向けられたJR東海とちいかわのコラボ特典。企業としての見解を尋ねるべく9月上旬に問い合わせたところ、広報担当者から返答があった。
そもそも転売・譲渡の禁止を呼びかけている特典グッズが多く出品されていることに関しては、「複数件のお問い合わせが来ている状況です」とのこと。
特典の不正な入手・出品への疑惑については、
「ノベルティのちいかわミニトートバックは東京、名古屋、大阪にある3施設が引換箇所となっております。3か所でノベルティの納入数、引換数、在庫数を調査し、不自然な差異がないこと、つまりお客様に引き換えていないノベルティが消失していないことを確認しました。よって、弊社社員を含む関係者が多数のノベルティを横領して転売していたことは考えにくい状況です」(JR東海広報担当者、以下同)
との回答で、関係スタッフによる“横流し”疑惑は否定した。
なお、JR東海は9月10日、ミニトートバッグについて、指定の場所で「引換証」による対応へ切り替えることを発表。グッズと直接交換するのではなく、乗車証明書を提示すると引換証の案内に沿って申請することで、準備が整い次第発送される形へ変更された。この対応については、
「大変ご好評につき、各引換箇所では、在庫が切れた時点から引換証による対応を実施しております。ノベルティは、引換証の案内に従って申請いただいた方に、準備が整い次第発送いたします」
とのことで、転売対策というよりは引換箇所における在庫数も関係しているようだ。
大きな話題となっているちいかわとのコラボ。転売行為に対する今後の対策を伺うと、
「不正な転売については、かねて弊社としては問題であると認識しており、SMS認証、もぎり機能の導入をはじめとした様々な対策を施してまいりました(対策の詳細についてはセキュリティ上、控えさせていただきます)。ホームページ等でもお知らせしている通り、特典の転売については固くお断りしているところであり、大変遺憾に感じております。今後もお客様に安心して東海道新幹線のご旅行を楽しんでいただけるように努めてまいります」
との見解を示した。
もはや転売が発生しないケースのほうが稀有とも言える、ちいかわと企業のコラボ。これまでの事象が学びとなって、ファンが納得できる公正な形となる日は来るのか――。


















