なぜかミセスへの感謝の声

 SNS上には、

《Kアリを引き取ってくれて本当にありがとう!》
《Kアリをここまで埋めてくれるのはアイドルオタク的にマジで嬉しい》
《Kアリなら、むしろどんどん使って!どうぞどうぞの気持ち》

 と、なぜかミセスへの感謝の声が溢れかえる事態になっている。

 音楽ファンが怒る一方で、なぜアイドルファンは歓喜しているのか。その裏には、会場に対する“致命的な評価の違い”があった。

「Kアリーナは音質こそ最高ですが、上層のスタンド席になるほど、かなりの高さと傾斜があり、ステージとの距離が絶望的に遠いんです。モニター頼みで演者の顔は肉眼でほぼ見えないため、実はアイドルファンの間では不評な会場なんです」(Kアリーナを訪れたことのあるアイドルファン)

 音質や臨場感を第一に求める音楽ファンにとってKアリーナは最高峰の聖地だが、“推しの顔を少しでも至近距離で見たい”アイドルファンにとっては“なるべく避けたい会場”というわけだ。

 ミセスがKアリーナの枠を長期で押さえてくれたおかげで、「自分の推しグループの公演がKアリーナで開催される確率が減った!」と胸を撫で下ろすアイドルファンたち。

 ライブに求める“こだわり”の違いが、思わぬ形の“歓迎ムード”を生み出しているようだ。