肉食系のイメージで、時にメディアでの発言が炎上することなどもある武井壮(53)。だが9月22日放送の『ファミリーヒストリー』(NHK)では、幼少期や青年期の壮絶な過去を告白し、嗚咽を漏らしてしゃべれなくなるなど、これまでとは全く違った素顔を見せた。
壮絶な幼少期を過ごした武井壮
武井は1973年に東京都内で誕生。両親と2歳上の兄との4人家族だった。
だが美容師だった父の女性関係が原因で、武井が9歳の時に両親が離婚。母とはその日以来会うこともできず、生き別れになってしまう。
子供たちは父が引き取ったものの、父は家に帰らず、渡される生活費も少なかった。
「自分は兄と2人でなんとか人生をやっていかなければいけないんだ」と感じた武井は、小学生ながらにご近所のゴミ出しを代行して一軒当たり月500円を稼いだり、家の電気・水道・ガスが止められたり、中高6年間は学費免除を受けるために成績1位を取り続けたことなどが番組では明かされた。
ある時、新聞の長者番付にスポーツ選手の名前が並んでいるのを見た武井は、スポーツで身を立てると決意。兄はそんな弟を進学させるために、中卒で働く道を選び、俳優を志す。そしてVシネマや舞台に出演し始めていた矢先、24歳の若さでがんに冒され亡くなってしまう。
武井はその時の心境を「半分自分が死んだみたいな気持ちになって、(その欠落感は)自分が何かスポーツ界で成し遂げただけでは埋められるものじゃなかった」と明かす。だから20代はスポーツに専念し、30代からは兄の出来なかった芸能の続きを自分がやろうと思ったという。スポーツ界から芸能界への転身にはそうした理由があったのだ。
後半は、番組スタッフが生き別れになった母親を捜索。近年は実家のある関西で暮らしていたことがわかったが、残念なことに、まだ1年も経たない2025年12月に病気で亡くなっていたことがわかる。
母は武井たちと別れた11年後に、40代で再婚しており、その夫が番組出演を承諾してくれる。
母は気を遣ってか、子供がいることを夫には話しておらず、だが夫は「優しくて、身も心も美しい人だった」と、武井の記憶通りの女性だったことを話してくれる。10年ほど前までは夫婦で都内に住んでいたこともわかり、存命中の写真も笑顔のものばかりだった。
























