10月1日、日本テニス界を牽引し続けてきたレジェンド・錦織圭(36)が、現役ラストマッチを終えた。試合後、コート上で見せた最愛の母や妻との感動的なハグは、中継していた実況アナウンサーが思わず言葉を失うほど。長きにわたり過酷なプロの世界で戦い抜いた錦織選手を陰で支え続けた「家族の絆」と、これから始まる第二の人生はいかに……。
ハグシーンに実況アナも大号泣
「木下グループ ジャパンオープン」の1回戦で、強豪のフランシス・ティアフォー選手(米国)に4-6、4-6のストレートで敗れ、現役生活に幕を閉じた錦織圭。ツアー通算12回の優勝、マッチ通算452勝233敗という偉大な足跡を残した36歳のラストマッチを見届けようと、会場のスタンドは多くのファンで埋め尽くされた。
感動の場面が訪れたのは、試合終了直後のこと。
「錦織選手がコートをゆっくりと一周してファンに感謝を伝えたのち、歩みの最終地点で待ち構えていたのは、最愛の母や妻、そして“チーム・ケイ”の面々でした。
一人一人と力強くハグを交わす姿に、実況を担当していた鍋島昭茂アナウンサーは思わず言葉を詰まらせ、感極まって沈黙。さらに、試合後の実況では錦織選手への深い敬意を込め、呼び方が『錦織さん』へと変わったのも印象的です」(スポーツ紙記者、以下同)
この温かい演出と実況アナのもらい泣きに、SNS上のファンからは「これは泣く」「実況が鍋島さんで本当に良かった」という声が殺到。世界を舞台に孤独な戦いを続けてきたレジェンドの幕引きに、多くの人が涙を流した。
「テニスという個人競技において、海外を転戦する日々は想像を絶するプレッシャーや孤独との戦いです。度重なる怪我やスランプに苦しんだ時期も、錦織選手の心の拠り所となっていたのは、間違いなく家族の存在でしょう」
過去のインタビューでも、錦織は妻に対して「いつも支えてくれて感謝しかない」と語るなど、公私ともに支えてくれたパートナーへの深い信頼をのぞかせていた。また、幼少期からテニスに打ち込める環境を作り、遠くから温かく応援し続けた母親の存在も、彼の偉大なキャリアを語る上で欠かせない。
「引退という大きな決断を下すまでには、計り知れない葛藤があったと推察されますが、それを温かく受け止め、寄り添い続けたのが妻であり、母親だったのでしょう。これからは、これまで多忙を極める中でなかなか作ることができなかった『家族と過ごす時間』を、存分に味わうことができるはずです」(前出、スポーツ紙記者)
アジア男子史上初のグランドスラムシングルスファイナリストであり、2016年リオデジャネイロオリンピック銅メダリストでもある錦織圭。その輝かしいテニス人生のラストを飾った「家族とのハグ」は、新たな人生のスタートラインでもある。これからはコートの外で、最愛の家族とともに穏やかで温かい時間を紡いでいってほしい。


















