特大荷物スペースでの座り込み、JR東海の見解は
まず、今回の投稿について、JR東海は把握しているのだろうか。
「お問合せいただいた件がSNSで話題になっていることは弊社も承知しておりますが、具体的にどの列車での出来事なのかなどは不明であり、弊社として事実関係の確認はできておりませんので個別事象に関する回答は控えさせていただきます」(JR東海広報担当者、以下同)
では、特大荷物スペースは、どのような目的で設けられているのか。
「特大荷物スペースは、3辺の合計が160センチメートル超250センチメートル以内の特大荷物をおいていただくためのスペースです。ご利用をご希望のお客さまは、きっぷのご購入の際にご予約が必要です」
と説明。今回の写真では、床面に「要予約」と書かれた表示が確認できる。特大荷物スペースは、大きな荷物を置くために予約して利用する場所というわけだ。
今回の事案について、乗務員が旅行客とみられる人々に注意したのか、移動を求めたのか、また、ほかの乗客から苦情や申し出があったのかについても質問したが、JR東海は「個別事案の事実関係を確認できていない」としており、具体的な回答は得られなかった。
訪日外国人旅行客が増えるなか、特大荷物スペースの利用ルールをどのように周知しているのか。
前出の広報担当者によると、公式ホームページのトップページにある『重要なお知らせ』に特大荷物に関する案内ページへのリンクを設置。日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の5言語でルールを案内しているという。
駅構内ではポスターを掲示し、改札口などには荷物サイズ測定台を設置。荷物の大きさを確認するよう呼びかけており、案内は日本語と英語に対応している。
車内でも、特大荷物スペースの壁面に日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の4言語で使用方法を掲示。床面には日本語と英語のステッカーを設置し、車内放送でも同じ2言語で案内していると説明した。
さらに、Japan Rail Passのウェブサイトでも、トップ画面の「TOPICS」にリンクを設け、特大荷物に関する案内を行っているという。
今回の投稿では、座り込みをめぐって乗務員の対応や鉄道会社の管理体制を問う声も上がった。ただし、JR東海は対象の列車を特定できておらず、当日の詳しい状況は明らかになっていない。
多くの乗客が利用する新幹線。車内設備の目的や利用ルールを理解し、ほかの乗客への配慮を欠かさないことが求められる。


















