愛子と私は物事や事柄のおかしさの感じ方が割合と似ている

 佳子さまの誕生から7年後の2001年12月、皇太子ご夫妻(現・天皇、皇后両陛下)のもとに第一子となる愛子さまがお生まれになった。

「美智子さまは目に涙を浮かべながら“両殿下にお祝いをお伝えください。東宮妃は元気でしょうか”と、雅子さまの体を気遣われていたそうです。翌年のお誕生日に際した文書回答でも、美智子さまはその胸中を次のように明かされています」

《敬宮の誕生は、東宮、東宮妃はもとより、家族の皆にとり、大きな喜びであり、その誕生を多くの方々が祝って下さったことで、喜びはさらに大きなものとなりました》

「そして、美智子さまと愛子さまとの絆がよく伝わってくるのは2008年の文書回答です。《この頃愛子と一緒にいて、もしかしたら愛子と私は物事や事柄のおかしさの感じ方が割合と似ているのかもしれないと思うことがあります》と綴られており、同じ目線で語り合い、様々な時間を共有されていた様子が伝わってくるのです」

 2006年には、秋篠宮ご夫妻に長男・悠仁さまが誕生された。皇室にとって41年ぶりとなる親王の誕生に世間が沸き立つなか、同年のお誕生日に際する文書には、祖母としての真情がこう記されている。

《悠仁はまだ本当に小さいのですから、今はただ、両親や姉たち、周囲の人々の保護と愛情を受け、健やかに日々を送ってほしいと願うばかりです。「教育のあり方」についての質問ですが、敬宮の生まれた時にもお答えしたと同様、まず両親の意向を聞き、それを私も大切にしつつ、見守っていきたいと考えています》

 月日は流れ、初孫の眞子さんは2021年に結婚して新たな人生を歩み、最年少の悠仁さまも今年の9月に20歳の節目を迎えられた。愛子さまや佳子さまも皇族として単独公務に励まれ、それぞれの誠実な姿勢は多くの人々の共感を呼んでいる。昭和、平成、そして令和の時代において、皇室の務めに向き合ってこられた美智子さま。今もなお、成長した孫たちの歩みを温かく見守り続けられている――。