映画公開に予期せぬ追い風

 2010年には、“名付けの親”と18年ぶりに再会。その際、松井氏は愛称について「アメリカ人も覚えやすいからいいんじゃないですか」と語っている。当初は戸惑いもあった呼び名を、長いキャリアを経て受け入れていたことがうかがえる。

 そして今回、松井氏の巨人監督就任と時を同じくして、もうひとつ注目されそうなのが、11月3日公開予定の山崎貴監督の映画『ゴジラ-0.0』。実は松井氏自身、2002年公開の映画『ゴジラ×メカゴジラ』に本人役で出演している。「ゴジラ」と名付けられたことが、実際に映画出演へとつながった過去があるのだ。

「ゴジラ」のニックネームを持つ松井秀喜と「ゴジラ」共演が実現!(2002年)
「ゴジラ」のニックネームを持つ松井秀喜と「ゴジラ」共演が実現!(2002年)
【貴重写真】巨人の新監督、松井秀喜の奥さま

「もちろん松井さんが『ゴジラ×メカゴジラ』に出演した背景には、その愛称を通じた作品との縁がありました。2001年に『ゴジラ』のPRに参加し、“来年はぜひ出させてください”と発言したことで、出演が実現。今回も巨人の新監督就任と新作映画の公開が重なることで、野球と映画、双方の話題が結びつく可能性があります。

 監督就任をきっかけに、かつての映画出演を思い出す人もいるかもしれませんし、新作の公開から松井さんを連想する人も少なくないでしょう。偶然が重なったこのタイミングが、映画への関心を広げる追い風になる可能性はありそうです」​(映画ライター)

 高校時代、ひとりのスポーツ紙記者が名付けた愛称は、日米で活躍する松井氏の代名詞となった。巨人の新監督としてどのようなチームをつくり上げるのか。そして映画公開を控えたこの秋、野球と映画の双方で「ゴジラ」の名が話題を呼ぶことになりそうだ。