東京都心でも3センチの積雪を記録した1月30日金曜日の朝─―。 皇太子ご夫妻の長女で学習院女子中等科1年の愛子さまは、8時20分の予鈴直後に校門をくぐられた。愛子さまが苦手とされる道徳(作法)の授業が1時間目にある1月28日には10時20分の登校だったが、翌29日も予鈴直後にご到着。

「金曜日は愛子さまがお得意ではないと言われている数学や理科が集中しているので、今まで遅刻や欠席が多くありました。しかし悪天候の中、1時間目から登校されたということは、お気持ちに変化があったのかもしれませんね」(皇室ジャーナリスト)

 女子中等科に進学した6月ごろから不規則な登校が報じられ、専門家からは、「不登校」の一歩手前の「不登校傾向」であるという指摘もあった。しかし、3学期に入った先日、こんな意外なお出ましも─―。

「1月25日の午前、皇太子さまがサウジアラビアの故・アブドラ国王の弔問へお出かけになった後、愛子さまは目白にある学習院大学キャンパスをおひとりで訪問されました」(宮内庁関係者)

 この日、会場では学習院の中等科と高等科の生徒による楽団「学習院ジュニアオーケストラ」のコンサートが開かれていたのだ。学習院の“ジュニオケ”は、初等科で管弦楽部だった児童がそのまま持ち上がりで入部することが多く、初等科時代にチェロを担当していた愛子さまもお入りになるのではと言われていた。

「結局、ジュ二オケには入部しなかったので、愛子さまがコンサートにいらっしゃるとは驚きました。12月の学習院OB管弦楽団の演奏会のときには、途中で会場を後にされ、もう音楽には、以前ほどご興味がなくなったと思っていました。もしかしたら愛子さまは、ジュニアオーケストラへのご関心が強くなり、今回の演奏会を鑑賞されたのかもしれませんね」(学習院関係者)

 皇室取材の経験が長いジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさんは、愛子さまの“変化”についてこう語る。

「音楽でもスポーツでも、自分が好きで打ち込めるものがあるのはいいことです。ご友人と練習して演奏会でその成果を発表することは、日々の生活にリズムや緊張感が出るので、学校の遅刻や欠席も減っていくはずです」

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マスクを外して登校されることが多くなり「ごきげんよう」のご挨拶も、よりはっきりと

 今回の演奏会は、そんな通常登校とオーケストラ入部への「強い気持ち」を持たれたからこその、お出ましだったのかもしれない。