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 2016年1月に放送された『新春解禁! 余談大賞』(TBS系)に、ドン・キホーテ芸人として出演したタリキ。芸歴16年でドンキ歴17年と、芸歴よりもバイト歴の方が長いベテランアルバイトの2人に話を聞いた。

――ドンキで働くことになったきっかけは?

丸山「当時、東府中に住んでいて、京王線の車窓からドン・キホーテが見えたんです。みんなものすごく楽しそうに働いていて。その姿が魅力的だったので面接に行きました。僕はもともと1号店の府中店にいたのですが、そこから引き抜かれて、今の新宿店に異動しました。武政君よりは若干先輩ですね」

――すぐに採用されました?

丸山「面接の時に“今から働ける?”って言われました(笑)。武政君に呼ばれて大阪から芸人やるために出てきたので、まずは働かなきゃアカンなと。ドンキだったら働けるだろうと安易な気持ちはありましたね」

――武政さんは丸山さんに誘われてドンキへ?

武政「その当時、僕はバイトをしていなかったんです。20歳前後の頃は給料のいいショーパブで働いていて、その貯金もあったから3、4か月はバイトせずにお笑いだけやって、お酒を飲んでばかりいましたね」

――お二人が働く新宿店でよく売れているものは?

武政「車で来られる立地なので、富裕層と外国人観光客がメインのお客さんですね。ドンキ自体に爆買いのツアーは組み込まれていませんが、近くの免税店にツアーのバスが来るので、そこから人が流れてきます」

丸山「今は、医薬品よりも『うまい棒』とかのお菓子が断然売れていますね」

武政「爆買いの商品は、急に売れ出すからその売り場担当者は大変なんですよ。外国人観光客は口コミで知って買い物をしに来るので、何が売れるのか前情報がないんです。売り場担当者は中国のWeibo(中国版ツイッター)もチェックしているそうですが、急に流行るようで追いつかないとか」

丸山「最近は犬用のビーフジャーキーが爆発的に売れていますね。日本人には売れていないのに」

武政「“コラーゲン入り”とかのちょっと高いドッグフードが売れるんですよ。僕が見てもおいしそうだと思います(笑)」

――『うまい棒』で人気の味は?

丸山「納豆味が人気ですね。この間パックのほうの納豆を大量に買っていく観光客を見かけたので、“絶対腐りますよ”って言ったんですが、買っていきましたね」

――なぜ、納豆が人気なんですか? 武政「中国の国営放送で、納豆は“長寿の秘訣”として紹介されたそうなんです。でも中国人は納豆の味が苦手だから、粉末にした『納豆キナーゼ』を買っていく人も多いですね」

丸山「僕は家電担当なんですけど、家電の売れ行きは鈍ってきましたね。少し前まで『ナノケア』のドライヤーが凄い人気でした」

武政「僕は靴担当なんですが、外国人向けに打ち出している施策として、簡単に履ける靴を店頭に並べています。買い物で歩き疲れるからそれを買ってもらおうと。あとは近所に飲食店が多いのでコックシューズが売れますね」