20160419koshitsu4
桃華楽堂の演奏会で、美智子さまから励ましのお言葉があったのだろうか(3月30日)

 7年ぶりとなる「宮中祭祀」に参加された皇太子妃雅子さま。

 "本番"となった4月3日までの1週間は、体調を整えるために静かに過ごされるものと思われたが、雅子さまは3月26日まで、ご一家で恒例となっている長野県奥志賀高原へ、4泊5日のスキー旅行に出かけられていた。

「雅子さまは3月29日には、両陛下が神武天皇について専門家からご進講を受ける席に同席し、翌30日は桃華楽堂での演奏会を鑑賞するために、皇居を訪問されました」(宮内庁担当記者)

 両日とも皇居の乾(いぬい)通りが一般開放されていたため、多くの人で賑わうなか、出入り口となる半蔵門では、窓を開けて手をふられていた雅子さま。

 7年前とは違う“余裕”も感じられたが、はたして……。

「雅子さまの昨年ごろからの活動ぶりからは、徐々に段階を踏んで今回の祭祀に臨もうとされていたようにみえます」

 そう語るのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。

 渡辺さんが言うように、雅子さまは昨年、両陛下から引き継いだ公務を果たし、宮中晩餐や海外公務もこなし、園遊会にも12年ぶりに出席し、活動の幅を広げられてきた。

「重要な祭祀を前に、ほかのお出ましは控える選択もあったと思いますが、2日連続で外出されたのは、雅子さまの回復ぶりを示すものともいえます。さらに、雅子さまは“次の皇后”として、美智子さまの思いにできるだけ応えたい、という決意もあったのだと思います。

 今回、祭祀の直前に雅子さまは2度、美智子さまとお会いする機会がありましたが、励ましのお声がけがあったかもしれません」(渡辺さん)

 4月7日には、東京・立川市にある「昭和天皇記念館」に、ご一家でお出かけになる予定もあるという雅子さま。

 最古から直近までの天皇の歴史を、愛子さまにお教えできる「春」になりそうだ。