'14年元旦、乃木神社を参拝する香取慎吾と草なぎ剛

 SMAP解散から半年、9月に控える契約更新に向け、3か月前であるこの6月に彼らは残留か独立かの意思表示をしなければならない。

 ところが、ここにきて元SMAPの中居正広が、ジャニーズ事務所残留の方向で調整を進めているという。そこには、Iさんとの独立後の思惑のズレがあったともいわれている。

「彼女はすでに独立組の受け皿となる芸能プロダクションを立ち上げたといいます。ところが当初、後見人になるはずだった“芸能界のドン”が“やはりマネージャーがタレントを引き抜くのは道理に反している”と手を引いたのだと。

 こうなると話は別で、ドンの意向を酌んだ芸能界では活動が制限されてしまうおそれがある。Iさんは中国や海外での活動にシフトチェンジを模索しているようだが、これに中居は賛同できなかったというのです」(芸能プロ幹部)

 一方、中居はSMAPを見いだしたジャニー喜多川社長にはやはり恩義を感じているとも。

「ジャニーさんが現役のうちは籍を置くのではないか。それにKis-My-Ft2ら、自分の番組に出演している後輩たちを置いてはいけないとも感じている。たとえ“裏切り者”になっても彼らを守ることが務めだと思っている」(同・芸能プロ幹部)

 そして中居がジャニーズであり続けるのには「SMAPを守るため」という話もあるーー。

「中居を含めた全員がジャニーズを出たら、それこそ“SMAP”は完全消滅してしまいます。“終わらせない”と、いまでも再結成を信じているファンの一縷の望みを奪ってしまうのです。それが叶うのはメリー喜多川副社長が退陣したときかもしれません。

 それでも中居と袂を分かち、先に事務所を離れることで香取らが一時的にでも呪縛から逃れられるのであれば、中居さんは元リーダーとして十字架を背負って茨の道をあえて歩くでしょう」(芸能プロマネージャー)

 6月末に迎えるデッドライン。いまのところ、元メンバーたちに目立った動きはなく、何事もなければ契約は自動更新されるという。