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新潟県上越市の中川幹太市長(本人の facebookより)
7月1日、新潟県上越市の中川幹太市長(50)が、高校時代に過ごした兵庫県・三田市の米を「まずい。これ言ったら怒られるんですけど」などと発言し、その2日後、上越市内の専門学校生と意見交換した際には、三田市で食べた米を「あまりおいしくない」と話したとされる。
上越市民が市長に代わって謝罪
これらの発言を知った三田市の田村市長から「ふるさと三田を侮蔑し倫理観に欠けるもの」と抗議状を送られる事態となった。これらの報道に、ネット上のコメント欄では上越市民が市長に代わって謝罪するという異例の現象が発生している。
《上越市民です。自分が住んでいる地域の首長が過去の失言も含めて、このような発言をするのがただただ恥ずかしい限りです。三田市長、市民の方々申し訳ありません》
《もはやこの人の上から目線、相手に寄り添う配慮の無さは市長として失格。失言以前にこの人の資質、人間性が問題》
《本質的に政治家に向いていませんね。自治体の市長としてあるまじき発言です》
など、立場をわきまえない発言に三田市民だけでなく、地元民からも批判の声が殺到した。
中川市長に対する厳しい声の背景には、過去の10件もの失言が影響しているといえる。
「中川市長は過去に10件もの差別発言や失言を重ね続け、2024年9月の上越市の議会定例会の一般質問で、過去も含めて市長の不適切発言を厳しく追求され辞職を求める声があがっていました。相次ぐ不適切発言などで議会からは辞職勧告決議と、否決されたとはいえ不信任案も出され、初当選時の変革を求めた市民の期待は失望に変わったといわれています」(社会部記者)