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ー 石破首相の対応に憤り

 

 7月20日に投開票日を迎えた参議院選挙。自民・公明の与党は過半数を割る結果を迎えた。

石破首相の対応に憤り

「自民党は文字どおり“大敗”を喫しました。開票日の翌日、自民党総裁の石破茂首相は“政治を停滞させないよう、漂流させないよう地方の皆様方の声も、丁寧に真摯にお聞きをしながら、比較第一党としての責任、そして、国家・国民の皆様方に対する責任を、果たしていかねばならない”とまさかの続投意思を表明。

 米国との関税問題や物価高対策、いつ起こるかもわからぬ自然災害等を踏まえての発言だったそうです」(全国紙政治部記者、以下同)

 石破首相の続投にはほかの党だけでなく、自民党内でも懐疑的な視線が注がれている。

「石破さんは2007年に行われた参院選で敗北した安倍晋三元首相に対し、“辞めるべき”“私だったら即座に辞めて、落選した人に謝って回る”などと発言しています。この発言はネット上でも拡散されており“ブーメラン”と揶揄され、評価は落ちる一方。

 石破さんはあくまで“自分の損得ではなく、国家のために”続投する意向を示していますが、現時点では執行部を含め誰も責任を負わない形になっています。これでは党内や国民からの反発は免れないでしょう」

 石破氏の続投にネット上では、

《国民の声聞かないんなら日本からでてけよまず》
《かつて一回選挙に負けた総理に辞任を何回も迫ったのが石破。自分は三連敗しても総理の座にしがみつこうとするのも石破。》
《往生際が悪すぎる。今回の結果が民意でしょ。いい加減にしてくれ》

 と、非難轟々。自民党の中でも、特に憤りを示す人物がいると前出の記者が話す。

「麻生太郎さんです。2009年に都議選で自民党が負けたときの首相だった麻生さんは、石破さんから退陣を求められていたのです。まさに今の石破さんの状況は当時の麻生さんと重なりますが、今回の結果を受けても尚、“責任逃れ”をしようとする石破さんに麻生さんは憤慨。

 周囲に“続投は認めない”と話し、退陣に追い込む格好だそうです。もちろん、民意を踏まえての行動だと思いますが、私怨があってもおかしくない“犬猿の仲”ではあります」

 麻生氏の“石破おろし”はなるのだろうか。ネット上では、

《頼むよ麻生さん!!!》
《麻生さんガンバレ!石破さんが続投なら民意の否定です 民主主義の否定です 石破さんはいつ責任を取る取るのかな?》

 と、好意的な意見が多く上がる一方で、

《80歳過ぎた爺さんが偉そうに国を背負う日本 そりゃいつまで経ってもよくならんわ》
《てか、あなたもそろそろ勇退をお考えになる年齢なのでは?》
《麻生お前も議員として認めたくねーよ 国民の生活より、保身のことしか考えない70歳以上の税金泥棒は全員議員辞職してくれ》

 と、批判の声も上がっている状況だ。

「麻生さんは今年で85歳になりますし、勇退を考えてもよい年齢だと思います。正直、躍起になって落としにかかるのもいかがなものかと。石破さん退陣を叶えるのもよいですが、国民の目は冷静であり、とってはどっちもどっちです。同時に次なるリーダーを発掘しなくてはなりません。これだけ自民党にヘイトが向いている状況なので、次の総裁には相当なプレッシャーがかかるはず。足の引っ張り合いではなく、建設的な議論を重ねてもらいたいですね」(前出・全国紙政治部記者)

 窮地を打開する“秘策”はあるのだろうか。