目次
Page 1
ー 『24時間テレビ』視聴者が困惑した理由
『24時間テレビ』でチャリティーランナーを務めた横山裕

 8月30〜31日に放送された日本テレビ系『24時間テレビ』の名物企画である、チャリティーマラソン演出の“異変”が話題になっている。

 SUPER EIGHTの横山裕がランナーを務め105キロを完走したが、同企画の際に定番になっているZARDの『負けないで』をエンディングで大合唱するシーンがなかったのだ。

『24時間テレビ』視聴者が困惑した理由

 SNS上では、

《24時間テレビってマラソンゴールする前ってZARDの負けないでの大合唱のイメージだったけどもう歌わないんか》

《やっぱあの場面こそあの曲が必要だよ!!大事な曲だから、来年以降再開して欲しいな》

 と、エンディングで流れなかったことで物足りなかったという声が。

実はやす子さんがチャリティーランナーを務めた昨年も、『負けないで』は流れていないんです。加えて今年は同番組エンディングソングのイメージの強い『サライ』をオープニングで歌ったこともあり、視聴者は昨年以上に困惑したのかもしれません」(テレビ誌編集者)

 また今年のチャリティーマラソン企画で流れた曲が、ガールズロックバンドHump Backの『拝啓、少年よ』だったことにも、違和感を感じる人が続出している。

発売自体は2018年なのですが、TBS系の『ラヴィット!』で頻繁に使用されるようになったことで再評価され、同番組の“裏テーマ曲”と言われている楽曲です」(音楽ライター)

《拝啓少年よをラヴィットからぶんどった感じがする》

《24時間テレビのマラソンテーマ曲なの? ラヴィットのイメージだなーー》

 と、『24時間テレビ』らしくないという声も。

2014年と2017年にも、オープニングで『サライ』を歌う演出がありました。なので『負けないで』が歌われなかったことも含め、今年が初めてのことではないんですよ」(前出・テレビ誌編集者)

 違和感の声が多く上がったことを、テレビ誌編集者はこう続ける。

偽善番組だ!と批判の声が多く上がる一方で、お約束な演出も含めて好きというファンが多いのも事実です。しかし2023年に系列局である日本海テレビの元幹部らが寄付金を着服。そういう不祥事のイメージを払拭するために、昨年から演出を少しずつ変えている印象です。しかし『24時間テレビ』ファンはそういう変化は求めていないのかもしれませんね

 新しい試みが不評でも、24時間テレビスタッフには“負けないで”ほしい!