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ー 出席者のほとんどが小川市長”支持派”

 

 既婚者部下との「ホテル密会」問題で渦中の人となっている群馬県前橋市の小川晶市長(42)が13日、前橋市民との「対話集会」を極秘開催した。

 支援者が主催したこの集会は定員20人、非公開の入れ替え制で午前から夕方にかけて計6回にわたって開催。市長は市民から直接意見を聞き、それに答える形だったが、一体どのような質問が飛んだのだろうか。

出席者のほとんどが小川市長”支持派”

 複数の関係者によると、

「市長はまず、“約束した選挙公約を進めるのが責任だ”と強く訴えたといいます。が、当然、既婚者部下である男性職員との関係について、なぜ打ち合わせにラブホテルを選んだのかなどの質問はありました。それに対し市長は“男女の関係はない”“場所の選定を間違えただけ”と、これまでの発言を一貫したようです」

ネット上で拡散されている、小川晶前橋市長が利用したとされるラブホテルの1室(Xより)
ネット上で拡散されている、小川晶前橋市長が利用したとされるラブホテルの1室(Xより)

 会合の主催者は市民有志とされ、参加した市民は事前予約制で前橋市民に限定された約120人。各回50分という限られた時間の中での会だが、その内容は公表されていない。関係者に話を聞いたという地方紙記者は、

「出席者のほとんどが“市長支持派”の市民だったようで、反省が伝わったと納得する人もいたようです。これまでのことよりも、今後のこと、つまり進退についても注目されましたが、市長は“頑張っていきたい”“市のために働きたい”“自分自身で早めに決める”と、続投の意欲を見せるも明言はしなかったようですね」

 この発言に「続投の意欲」と捉えた人もいるよう。これまで「考える時間が欲しい」さらに「自分自身で早急に決める」と言うが、騒動発覚後すでに3週間が経過している。これにはさすがにしびれを切らす人も多いようで、

《推しを集めて同情作戦》《非公開にする意味があるのか?》《時間と公金の無駄》《反省を含めて考える時間はたっぷりあったはず》《これ以上この話は時間の無駄です》《説明責任は果たしたという既成事実作りとしか思えない》

 などと相変わらず厳しい声が上がっている。

 今回開かれた対話会は、わずか120人の市民のみの極めて限定的で、しかも非公開。市長は「市民の意見を直接聞く」としているが、市民全体への「説明責任のあり方」としては不十分ではないかと批判されている。

 この限定的な対話会で市民が納得し、騒動が沈静化するかは不透明だ。