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ー “集団窃盗”の悪質犯罪

 温暖な気候で日本人からも観光名所として人気なインドネシアのバリ島。そんなバリ島の土産物屋で日本の高校生らが“万引き”に及んだ防犯カメラの映像がネット上で拡散され、波紋を呼んでいる。

“集団窃盗”の悪質犯罪

「映像は12月3日に撮影されたもので、高校生らは複数名で犯行に及び、合計で11点の衣類が万引きされたといいます。この悪質な“集団窃盗”の被害を受けたお店の店主はすでに警察に被害届を提出済みとのこと。

 犯行に及んだ高校生はネット上で特定され、京都市にある大谷高校の生徒だとされました。本事件はインドネシアでも報じられており、当然のことながら、日本でも該当生徒らに“日本の恥”などと批判の声が相次いでいる状況です」(全国紙社会部記者、以下同)

 名前が挙がった大谷高校は、12月8日に公式サイトで《研修旅行中の本校生徒による窃盗行為について》という題名で文書を公開。

「文書の中で、《本校の研修旅行に参加していた複数の生徒が、訪問先において窃盗行為に及んだことが確認されました》と説明。

 さらに、《被害者の皆さまへの配慮はもとより、海外における邦人の皆さまにも影響を及ぼしかねない重大な行為》であるとしてうえで、《学校として生徒指導のあり方を真摯に見直す必要があると認識》と綴られていました」

拡散された、京都府の私立・大谷高校生徒による“集団万引き”の様子。周囲を見渡した後、商品をカバンの中に入れる姿が捉えられている(Xより)
拡散された、京都府の私立・大谷高校生徒による“集団万引き”の様子。周囲を見渡した後、商品をカバンの中に入れる姿が捉えられている(Xより)

 現在は事実関係を確認中で、今後の対応については明記されていないが、ネット上では、学校の“ある対応”が波紋を呼んでいるという。

「SNS上で、“大谷高校”の名前が挙がり、騒動になるや否や同校のSNSが削除され、さらにホームページに掲載されていたバリ島修学旅行の写真も消されたといいます。

 学校側は、生徒の特定や誹謗中傷を避けるために行ったのだと思いますが、一部からは“火消し”という指摘も寄せられています」

 大谷高校に、SNSを削除した理由や該当生徒への処罰について、問い合わせてみると、「現段階では、ホームページに掲載している文書のこと以上は申し上げられない」としたうえで、「事象については調査中であり、現地と連絡を取れるよう動いている」とのこと。

 大谷高校は今後、進展があった場合は学校のホームページで発表する予定だという。高校側には厳格な対応をしてもらいたい。