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ー 旧茂木派の鈴木貴子議員

 

 自民党の鈴木貴子衆議院議員の強気の“ネット使い”が話題だ。

旧茂木派の鈴木貴子議員

 鈴木氏は10月14日のXで、自身に向けられた一般ユーザーによる誹謗中傷書き込みを引用する形で《投稿ボタンを押す前に、これが匿名じゃなくとも世間に見せられる内容か否か、一度考えることが必要かと》と記し、続けて《それと、茂木敏充はあぁ見えて面食いですっ!!!!》と強調した。

 書き込みの背景をスポーツ紙記者が語る。

「一般ユーザーの書き込みは現在、アカウントごと削除されていますが、《茂木敏充に体売りやがって》と書かれており、鈴木さんと茂木さんの関係性を批判するものでした。根拠なく男女の関係を示唆し、また、親分と子分といった関係性を揶揄もしていて、これに対して鈴木さんが毅然として反論をして話題を集めました」

 だが、ネット上では鈴木氏の発言のほうを問題と見る声がある。

《「ああ見えて面食いです」も今の時代アウトだよ どう見えてると言いたいの?》
《自分を落としてかわす意図とは理解しますが、安易なルッキズム容認に取られます》
《まるで茂木氏が「美人さんには手を出してます」と言うようなもの》

 いわば鈴木氏の反論は茂木氏に対する“逆セクハラ”ではないかといった指摘が相次いでいるのだ。こうした声が聞かれる理由を前出のスポーツ紙記者が続ける。

「今回の返しは、鈴木さんから見て茂木さんは面食いで美女好きなので、自分は対象外だと自虐を込めて記したものです。鈴木さん自身がそういう表現を行うことは問題ないのでしょうが、茂木さんのキャラクターを『美人の女性が好きなおじさん』といったラベリングしてしまうのは問題かもしれません」

 鈴木氏が見せる舌鋒の鋭さや胆力の強さは、父親である鈴木宗男氏譲りのものだと語るのは政治ジャーナリストだ。

「宗男さんは2025年7月に行われた参議院議員選挙で、23年ぶりに自民党に復党を果たし、比例区から出馬をしました。選挙活動では北海道をくまなく回ったほか、沖縄の離党へも足を運んでいます。しかし早朝まで当選確実が出ず、一度は引退宣言をしますが、その直後に当選が出る不屈の精神を見せました。このエネルギッシュな姿勢は娘の貴子さんにも感じられます」

 とはいえ、鈴木氏は高市早苗新総裁のもと、広報本部長に就任している。ユーモアはあってもいいだろうが、責任ある立場としての発言を求めたいところだ。