テレビ各局で大型音楽特番が放送される年の瀬――。11月29日には、日本テレビ系で『ベストアーティスト2025』が放送された。1部と2部を合わせて、およそ5時間にわたる生放送。嵐の櫻井翔が総合司会を務めて、今年を彩ったアーティストたちが出演した。
“涙なしには見られなかった”の声も
放送では、各アーティストによるヒット曲の歌唱に加えて、たくさんの“特別企画”も行われた。
「中でも注目が集まったのは、STARTO ENTERTAINMENTのアーティストたちによる『名曲シャッフルメドレー』です。旧ジャニーズ時代から歌い継がれる人気曲をグループごとにカバーするという企画です」(アイドルライター、以下同)
参加したのは、SUPER EIGHT、Hey! Say! JUMP、King & Prince、SixTONES、Snow Man、Travis Japan、Aぇ! group、timeleszの8組。
「メドレーの最後に歌われたのは、嵐のヒット曲『Happiness』でした。Snow Manによる歌唱のあと、メドレーに参加したtimelesz以外の6組が合流。さらに、SUPER EIGHTの村上信五さんと丸山隆平さんが、司会の櫻井さんをステージの“センター”に招いて、大団円に。曲の最後には、村上さんから促された櫻井さんが“みなさん、ご唱和ください!”と、おなじみの“あおり”で大盛り上がりとなりました」
このフレーズを引き出した村上に対しては、
「嵐のファンをはじめ、多くの人たちからの感謝の声がネット上で殺到していました。嵐は、来春のライブツアーで活動終了することを発表していますが、今のところ年末の音楽特番に出演する予定は発表されていません。そのため、この生放送でのステージは貴重な機会だったのではないでしょうか」
ファンを感動させたのは“ご唱和ください”だけではなかった。
「櫻井さんは、センターに立って“あおり”のフレーズは口にしたものの、『Happiness』をほかのグループのメンバーと一緒に歌うことは、しなかったのです。もちろん、それを期待した視聴者もいるかもしれませんが、“嵐として”でなければ歌わないのでは、といった推察のもと“涙なしには見られなかった”“泣いた!”と感涙したファンがたくさんいたようです。嵐が再び動き出して、ラストツアーも迫る中でのそうした“配慮”は、非常に櫻井さんらしいですね」
ファンにとって、まさに“Happiness”だっただろう。











