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ー 館内に響き渡る「豊昇龍ー!」
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ー 相撲協会が呼びかける観戦マナー

 1月20日、大相撲初場所10日目に行われた横綱・豊昇龍の土俵入りで、観客の度重なる大声が波紋を呼んでいる。神聖な儀式であるはずの横綱土俵入りの最中、男性客による絶叫とも取れる声援が館内に何度も響き渡り、批判の声が殺到した。

館内に響き渡る「豊昇龍ー!」

両国国技館
両国国技館

 今場所すでに3敗と苦しい展開が続く横綱・豊昇龍は、この日も露払いを務める十両八枚目・明生、太刀持ちを務める前頭六枚目の平戸海を伴って東の花道から入場。横綱土俵入りは本来、力士の威厳と風格を示す神聖な儀式だ。しかし、豊昇龍が土俵に向かう道中、何度も「豊昇龍ー!」という男性の叫び声が館内に響き館内がざわついた。

 その後もタイミングをずらして「頼むぞ豊昇龍!」などという声が響き、館内は異様な雰囲気となった。掛け声は土俵入りだけでなく、取り組み直前、相手方小結・王鵬との立ち会い時、軍配が返った際の静寂の中またもや「豊昇龍ー!」という大声が響き渡ったのだ。

 この声援に視聴者からも「立ち合いは、静かにして欲しい」「軍配返ってからの大声は止めろって何回言わせるんだよ」「観客うるさい」などマナーの悪さを咎めるコメントが散見。

「大相撲における観戦マナーは、これまでも繰り返し議論の的となってきました。昨年11月の九州場所7日目には、豊昇龍と前頭四枚目・玉鷲の立ち合い前に男性客の野次が響き、NHK大相撲中継の実況でお馴染みの藤井アナウンサーが『ここはお静かにお願いします』と異例の苦言を呈する一幕もありましたね」(スポーツ誌記者)