スポーツ紙による報道とは「覚悟」が違う?

 やっぱり出たか! 斉藤由貴、山尾志桜里議員の不倫騒動にトドメを刺す続報記事。

 斉藤由貴は釈明会見で、医師との不倫関係を否定したが、その直後、第一報を報じた『文春』ではなく『FLASH』が自撮りキス写真を掲載、翌週には続けて同誌が、医師が女性物のパンティーをかぶって、なにやらフルーツを食べる、きょうびお笑い芸人の宴会でもしないような破廉恥な姿の写真を掲載し“不倫疑惑”から疑惑の文字を取り去ったのである。

「斉藤さんの件は、もともと『文春』だけでなく『FLASH』も情報をつかんでいて取材していたようですが、文春に先を越されてしまったんです。

 さぞかし悔しかったでしょうね。ですが斉藤が否定したことで、続報で巻き返えせる可能性が出てきたんです。情報源も斉藤の釈明に納得がいかなかったから、不倫の確証となる写真を提供したようですね」(スポーツ紙記者)

 流出写真を見る限り、情報源は二人からかなり近い位置にいる人物と思われる。

結果、医師はワイドショーの取材に答えて不倫関係があったことを認め、斉藤もそれに従う形で関係があったことを認めました。これ以上恥ずかしい写真が出ることを避けるためにはそうするしかなかったと思います」(前出・スポーツ紙記者)

山尾議員にもトドメの一発が

 山尾議員の場合も斉藤同様、不倫関係を否定したがため、まさに“文春砲”のトドメの1発が撃ち込まれてしまった。

 なぜこんなことになってしまうのか。

たとえ部分的であっても報道されている内容が事実ではないと言われると、ウラを返せば取材した記者がフェイクだと言われていることになります。それは週刊誌のというか、記者の沽券にかかわることですからね」(写真誌記者)

 このサイトの読者やテレビ視聴者の中には、週刊誌の報道に対して「本当かな、あやしいな」とか「週刊誌は嘘ばっかり書いているからな」などと言う人が多々いる。実際、数ある週刊誌の中には指摘されるようなものがあるのは否定できない。

 しかし名の通った週刊誌は、そんな疑い深い人たちを納得させるためにも、当たり前だが緻密な取材を続けている。

 裁判になったときのことも考えて、ウラは完全に取るようにしている。写真がふんだんにある場合は何回かに分けて記事にすることもあるが、報道内容を否定されたときは、それなら、ということで相手が“参りました”というような決定的な写真を出すことも

 山尾議員が訪れた弁護士の自宅は住宅が密集する細い路地の中ほどにあるマンション。実際にその場所に行ってみると、彼女が住民に目撃される危険性はかなり大きいということがわかる。よくそんなところに出かけて行ったなと、その危機管理能力の低さにあきれてしまうが、出入りを写真に収めるのもそう簡単にはできそうもない場所だった。まさかそんな場所で写真を撮られるとは思わなかったのだろう。

 週刊誌を侮ってはいけない。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>