――それぞれのお仕事で、ハードだったのはどんなことですか?

崎山 今も続けていますが、CDを出すにあたってのボイストレーニングは、舞台で身につけたものを一度ゼロにして学び直さなければならなかったので、大変でした。声の出し方や姿勢など、基本はわかっているつもりでしたが、舞台とCDは全く別もの。自分の歌い方のクセがCDでは邪魔になることもあり、一からのスタートでした。

中尾 周りからも、つばさの話は聞いてるよ。つばさが出演している舞台の演出家さんに、僕もレッスンでお世話になっているのですが、つばさが最近、さらに歌がうまくなったって褒めていました。

崎山 本当に? 聞いてないよ。

中尾 本人には絶対言わない人だからね(笑)。僕は、初の主演映画の撮影が、『動物戦隊ジュウオウジャー』のヒーローショーと同時期に行われたので、両立するのが体力的にキツかったです。映画の役作りでは、クランクイン前から弓道の稽古に入ったのですが、弓道は静と動で言えば“静”の競技。真逆の“動”である戦隊アクションとの切り替えをするのにも苦労しました。

(左)崎山つばさ、(右)中尾暢樹 撮影/廣瀬靖士
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崎山 暢樹の恋愛映画、楽しみだね。キュンキュンしたい(笑)。

中尾 もちろん、そこは期待していいよ。和服萌えのつばさはぜひ(笑)! 弓道着で弓を引く姿がキラーショットだから。

崎山 自分で言っちゃったね(笑)。期待しているよ。で、キスシーンは?

中尾 それも……ご期待ください! 爽やかではないけど。

崎山 ハハハ。絶対見れないや、暢樹のキスシーンとか。恥ずかしくて(笑)。

(なぜかキスシーンを撮影した中尾さんよりも、崎山さんのほうが異常に照れまくり、居心地が悪そうな様子)

中尾 でも今回は、いわゆる爽やかな少女漫画のヒーローとは違って、心にトラウマを抱えていたり、純粋ゆえに歪んだ行動を取ってしまう、暗い一面を持った役。戦隊のときには見せられなかった、汚さや恥ずかしい部分までさらけ出しているので、甘酸っぱいだけの少女漫画は苦手っていう人にも、ぜひ見てほしい。

 見る人によって答えが変わる作品だと思うので、幅広い世代の人に見てもらえたら嬉しいな。カップルの人は、見終わってからお互いの目を見れば、その答えが通じあうと思います。

崎山 思わせぶりだね〜。

中尾 見ればきっとわかるよ!

<プロフィール>
さきやま・つばさ◎1989年11月3日生まれ・千葉県出身。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズで脚光を浴び、舞台を中心に活躍。11月1日、イケメン和楽器ユニットとコラボした崎山つばさ with 桜menとして初のシングルCD『月花夜』をリリース。
■『月花夜』CD 1200円/CD+DVD 1850円(ともに税抜き)は、崎山さんが出演した舞台『煉獄に笑う』の劇中歌としても話題になったデビューシングル。11月1日~発売を記念したミニライブやイベントを開催予定。

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なかお・まさき◎1996年11月26日生まれ・埼玉県出身。『動物戦隊ジュウオウジャー』で主役のジュウオウイーグルを演じて注目を集め、ドラマにも抜擢が続く。11月11日より初の主演映画、『一礼して、キス』が公開。大人気少女コミックの実写化に期待が寄せられる。『ベツコミ』(小学館)で連載された同名の人気漫画(加賀やっこ作)を実写化。後輩男子が先輩女子に恋をする、この秋注目の恋愛映画。 
 

『一礼して、キス』 出演:池田エライザ、中尾暢樹ほか/監督:古澤健/配給:東急レクリエーション(c)2017加賀やっこ・小学館/「一礼して、キス」製作委員会

【取材・文/さとう遊 撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/オニツカトヨコ】