「みんな何かに一生懸命だし、誰かを思って生きているよねって、ふたりを見ていると思うんです。弱い者同士のなれ合いではないですけど、依存というよりか“離れられないふたり”のような。私はそっちの言葉のほうがしっくりくる感じがします」

 映画『南瓜とマヨネーズ』で主人公のツチダを演じた臼田あさ美。夢を追い続ける彼氏・セイちゃん(太賀)との撮影が続き、情がわいてしまったと語る。それがゆえに、昔の恋人・ハギオ役のオダギリジョーとの撮影に入る前は、“ちゃんと好きになれるのか”不安と緊張でいっぱいだったが、

「撮影に入り、自然とハギオへ気持ちが移っていきました。余裕のある感じというか、人を引きつける力みたいなものをオダギリさん自身が持っていらして、その衝撃がすごかったんです

 何げない日々がどれだけ“キラキラ”したものなのか、当たり前の毎日に隠れている日常のまぶしさが描かれている。

 臼田にとって、そんな“貴重だった”時間は……。

学生時代です。自転車で通学したり、友達とワーッて騒いだり。いま街中で制服着て学校に通う子たちを見ると、すごいキラキラしているんです。私にとっては、“2度と戻れないあの時”みたいな(笑)。もし機会があったら高校生たちに“思いっきり今を楽しんでね! 思い出いっぱい作るんだよ”って言ってあげたいです」

 10代でデビューした臼田も、今は立派な大人の女性。忙しい毎日の中で大切なのはやっぱり……?

「年を重ねるにつれ毎日、友達に会えるってことが少なくなりましたよね。でもどんなにお互い忙しくても連絡を取り合って、“今ちょっとだけ時間が空いてるから1杯飲もうよ”って短い時間でも会ってブワッてしゃべって帰る。それが日々の息抜きにもなって、大切な瞬間です

 最後に、『南瓜とマヨネーズ』にちなんで……好きな野菜と調味料を教えてください!

「野菜はトマトが好きです。あ、カボチャって言えばよかった(笑)! 調味料では、ダシが結構好きですね。パックになっているのを切って、中だけ使っても美味しいです。料理はしますが、ひとり暮らしも長かったので、“生活の一部”のような感じです。特別な料理というよりは素朴な料理を作ることが多いですね」

<映画情報>

『南瓜とマヨネーズ』
出演/臼田あさ美、太賀、オダギリジョー。11月11日(土)より全国ロードショー。

(c) 魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会