劇中では父親役を演じているが、プライベートでも2児の父。普段はどんなパパですか?

特別なことはしていないですよ。公園に行って遊んだり、子どもに向き合うべきことは全部やっている普通の父親だし、普通でありたいと思っています。子どもにもできるであろう趣味を一緒に共有して一緒に遊ぶことで、子どもの感性を知ったり、逆に自分も子どもにしかない感性を教わったりしています」

井浦新 撮影/廣瀬靖士
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 そんな家族の存在は、彼にとっての“光”になっているようだ。

「この作品の“光”はいろんな見方があると思いますが、僕にとっての生きる意味での“光”はやっぱり家族ですね。家族とは一緒にいるだけでも幸せなんですが、みんなで笑っていられるときは特にそう思います。

 仕事で数日間、会えないことも多々あるんですけど、家族そろって子どもと身体を動かして、成長を感じながらどんなことを感じているかを知れることに“光”を感じます」

 暴力的表現も含むためR15+指定となっている作品だが、素直に見てほしいと語る。

「芝居などの力が強いぶん、見る人によっては一見難しく感じてしまうところもありますが、ものすごく優しく作った作品だなって思っています。

 この作品の本質はものすごくシンプル。ひとつのヒントとして、劇中に岡本太郎さんなどの芸術作品が出てくるのですが、登場人物たちが織りなす関係性と芸術作品をすりあわせると、ものすごくわかりやすいことがわかります。素直に楽しんでいただければ、見る人にとっての“光”も浮かび上がってくると思います

<映画情報>

映画『光』

妻子とともに暮らす信之(井浦)の前に、25年前に犯した事件の秘密を握っていることをほのめかす輔(瑛太)が現れ……。出演/井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミ。11月25日(土)~東京・新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。

(c)三浦しをん/集英社・(c)2017『光』製作委員会