Jr.たちのメンタルは誰が守ってくれるのか

 では、懸念点について考えてみます。

 平均年齢19.8歳のキンプリデビューにより、彼らよりも上のお兄さんたちのデビューが難しくなるのではないかという不安が出てきます。

 基本的に、Jr.が立て続けにデビューすることはないので、これから何年間かはデビューができないとなると、近いうちに大学を卒業するJr.や、アイドルよりも演技に関心のあるJr.たちが、"アイドル"という形にはこだわらずに、「退所」という道を選ぶことも考えられるので、少し心配です。

 アイドル、役者、モデル問わず、私の知人たちが「後輩が先にデビューすることはメンタルがやられる」と言っていました。

 1つの事務所で押し出せる子の人数には限りがありますし、推される子はなかなか変わらないので、後輩が先にデビューなどをしてしまうと、「年齢」という、どう頑張っても変えられない現実に辛くなるそうです。

新年1発目の井上瑞稀氏ということで、気合い入れて髪色を変えてみました。最近、どこにいても気づいてもらえる髪色にすれば、どこにいても気づいてもらえるのでは?と思い始めています
新年1発目の井上瑞稀氏ということで、気合い入れて髪色を変えてみました。最近、どこにいても気づいてもらえる髪色にすれば、どこにいても気づいてもらえるのでは?と思い始めています
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 多くの場合、自身がデビューできない理由を事務所側から明確に伝えらえることはないでしょう。結局、すべては自身の努力不足や容姿が恵まれていないからだと、理由を自身に求めるがあまり、苦しくなってしまう人を何人も見てきました。

 時代やタイミングのせいにしたっていいはずです。たまには、才能をわかってくれない大人のせいにしてもいいはずです。

 キンプリの皆さんは、"自分たちが成功しなければ、次の人たちのデビューが遅れる"とか考えるのでしょうかね……。

 彼らには、ぜひとものびのびとやっていってほしいです。

 センターである平野紫耀氏や、最年長である岸優太氏。

 グループにおいてはトップになりやすいポジションにいる2人が2人とも、少し抜けているところがあるからこそ、他のメンバーがそれを支えようと奮起し、結果キンプリはうまく機能していくように感じます。

 会見では“リーダーは誰か”という質問に「岸くん」という声が客席から上がっていましたが、岸氏がリーダーのグループなんて絶対成功しそうな気がして、本当に楽しみです。

 キンプリの皆様のご活躍をお祈り申し上げます!

<プロフィール>

 

あくにゃん◎1995年生まれ。ジャニーズやK-POPをはじめとした、日韓のアイドルの応援が日々の生きがい。

日々のオタ活で感じたことを、独自の観点&独特な表現で言葉にするツイートも必見!

Twitter/ @akunyan621