《約3年前から体調を崩しており、このままでは仕事関係者の皆様にもご迷惑をお掛けすることになり、これ以上仕事を続けていくことはできないと判断しました》

 3月31日、坂口憲二が発表した声明は衝撃的だった。無期限の芸能活動休止で、所属事務所も5月で退社するという。

 理由は、国が指定する特定疾患を患ったこと。 

「'12年ごろから右股関節に痛みを感じ始め、'15年に難病の特発性大腿骨頭壊死症と診断されました。手術を受けて3年間リハビリに努めてきましたが、俳優活動を続けていくことは難しいと感じたようです」(スポーツ紙記者)

 '99年に俳優デビューした坂口は185センチの長身で爽やかなルックス。“抱かれたい男性”ランキングで上位の常連だった。

「モデルとしてデビューしたイケメンですから、好青年役が似合いましたね。'06年の『医龍』(フジテレビ系)シリーズや'14年の『続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)などの演技で、俳優としても高く評価されました」(同・スポーツ紙記者)

 プロレスラーの父親を持ち、自らも柔道二段のスポーツマン。頑健な肉体を誇っていたが、病が彼を襲った。

「収録現場では、スタッフが見ていないところで松葉杖を使っていたことも。'15年以降は身体の負担になる俳優業を控えていました。

 '16年の『NEXT 未来のために』(NHK)や昨年1月の『君とボクの聖地巡礼〜神秘の奈良・国宝美仏めぐり〜』(TBS系)などのナレーションの仕事を中心にされていましたよ」(芸能レポーター)

 難病で無期限の活動休止と聞くと、深刻な病状なのかと心配になる。ただ、歩けないほどの状態だったのは、少し前のことらしい。