'15年に3度目の結婚をした、娘の王理恵

娘の再婚を機に身辺整理を

 A子さんと事実婚状態の父を理恵は複雑な思いで見ていた。

 当時、その心境を週刊女性に明かしている。

「ふたりが20代でなんのしがらみもない者同士だったらいいのですが、今はお互い背負っているものがあるじゃないですか。自分たちがいいから結婚するというのも、どうなんでしょう」

 そう反対していた理恵だが、'15年1月に3度目の結婚。これを機に王さんとA子さんは、再婚へ向けて一気にスピードアップする。

「このころから、王さんが周囲に“そろそろ籍を入れようと思う”と言い出したのです。現役時代はかなりの亭主関白で有名でしたが、再婚については娘たちの気持ちを考え慎重に慎重を重ねていました」(前出・スポーツ紙記者)

 悩みの種のひとつが自らが持つ莫大な財産。目黒の豪邸売却もその一環だ。

「現役時代は自宅前にファンが集まり、王さんが1時間ほどかけてサインをしていました。'73年に購入し、娘たちにとっても幼少期から過ごした家だけに、複雑な思いがあるんじゃないでしょうか」(別の近所の住民)

756号のホームラン記録達成時には、多くの報道陣が集まった

 すでに、王さんは東京での拠点を都心の高級マンションに移している。

王さんとしては、自分に何かあったときのため、もめごとになりそうな財産を処分して現金化しているのでしょう。福岡のマンションは王さんの個人事務所が所有していますが、ゆくゆくはそこを奥さんに遺すつもりなのでは。

 娘たちと奥さんへ遺すものをちゃんとすみ分けしようとするのは、彼の優しさから出た“終活”なんでしょうね」(王さんの古くからの知人)

 生涯で868本のホームランを打った王さんも、娘たちの壁を越えるのは本当に大変だったようだ─。