小柳ルミ子 40thANNIVERSARYPARTY

 強敵と言われていたコロンビアに快勝し、セネガルとは引き分け、ファンの期待を裏切らない今回のサッカー・ワールドカップ。

 さて、各テレビ局はW杯のニュースを報じるときに、解説者を用意して放送に臨んでいるが、異色の解説者が登場した。

 歌手の小柳ルミ子だ。

 『小柳ルミ子』が若い人には馴染みがないのは仕方ない。

小柳ルミ子は芸能界ではスゴい人

 小柳は'70年代のアイドル歌手だからだ。'70年に宝塚音楽学校を主席で卒業した後、翌年、『わたしの城下町』で歌手デビューした。デビュー曲はその年のオリコン年間シングル売上チャート第1位を記録、また日本レコード大賞最優秀新人賞も受賞した。

 '72年には『瀬戸の花嫁』で日本歌謡大賞を受賞、その後も次々とヒットを飛ばし、日本の歌謡史に名前を残す人気アイドル歌手となった。

 アイドルを卒業した後もリリースした曲はヒットを重ね、実力派歌手として、認められるようになった。NHK紅白歌合戦には18年連続出場を果たしている。

 さらに歌だけでなく、女優としての活躍も目覚ましい。数々の映画賞を受賞しているが、'83年に公開された『白蛇抄』で、第7回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得している。テレビドラマにもたびたび出演しており、現在放送中のNHK大河ドラマ『西郷どん』にも、薩摩藩主・島津斉興の側室・由羅の役で出演している。

 また、大澄賢也との離婚騒動を覚えている人は多いだろう。

ふたりは結婚生活12年で離婚することになったのですが、小柳が大澄に突き付けた条件が話題になりました。それは、大澄に1億円の慰謝料を要求したことでした。

 それを支払うことができなければ、以前の無名のバックダンサーに戻ること、という条件でした。大澄は慰謝料を支払うことを選んだといいますが、ふたりが何も語っていないので、実際はどうだったのかわかりません」(スポーツ紙記者)

 そんな彼女は“サッカー通”として注目を浴びているが、今ではサッカー中継にも出演してプロ顔負けの解説をしているから驚きだ。