“天然のマルチサプリ”を摂ろう!

 一方、EPAやDHAといった脂肪酸は、過剰な炎症を抑えるように働いてくれる。

「血管から若返るためには、リノール酸のとりすぎを抑えて、EPAやDHAを多くとることが大切なのです」

 そんな池谷先生がオススメする食材は、”天然のマルチサプリ”といわれる大豆を蒸した『蒸し豆』。

「血管の機能を整える大豆イソフラボンや、腸内環境を整える大豆オリゴ糖などが豊富に含まれ、しかも蒸すことから水に溶け出しやすい栄養素や機能性成分が多く残っています。どんな料理にもトッピングに添えるだけでOKです」

 手軽なメニューとしてイチオシなのが、大豆入りトマトパッツァ。缶詰のサバやイワシを、季節の野菜とともにトマトソースで煮込み、仕上げに蒸し豆をのせるだけでできあがる簡単料理。

 トマトには血圧を下げる成分のGABAや、抗酸化作用がある。そのうえ、血管の動脈硬化を防ぐリコピンも含まれるため、血管年齢の若返りには最適の食材といえそう。

 最後に、池谷先生が毎日欠かさず食べているメニューを公開しよう。

「ヨーグルトに黒蒸し豆をのせた『蒸し豆のヨーグルト』と、無塩のホットトマトジュースに甘酒を入れた『ホットマト甘酒』。温かい飲み物は飲むだけで血管を開いてくれ、しかも甘酒の米麹は血圧を下げる効果も。お手軽で、私にとっては欠かすことのできない朝食メニューです」


冬にオススメ、池谷先生の定番メニュー
蒸し豆のヨーグルト&ホットマト甘酒
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蒸し豆のヨーグルト&ホットマト甘酒

【材料(1人分)】
黒蒸し豆 ヨーグルト(ヨーグルトはお好みでOK)、 (無塩)ホットトマトジュース、 甘酒、レモン果汁
【作り方】
ホットトマトジュース2、温めた甘酒1の割合で入れ、レモン果汁を垂らしてできあがり。トマトジュースが嫌いな方でも臭みが消えて飲みやすさ抜群。


《PROFILE》
池谷敏郎先生 ◎いけたに・としろう。医学博士、池谷医院理事長兼院長。総合内科専門医、循環器専門医。臨床の現場に立つかたわら、内科・循環器のエキスパートとしてさまざまなテレビ、ラジオ番組、雑誌、新聞などへの寄稿や講演を行うなど、多方面で活躍。著書に『図解「血管」を鍛えると超健康になる!』(三笠書房)など多数