(左から)広瀬すず、永野芽郁、土屋太鳳

 永野芽郁(19)、広瀬すず(20)、土屋太鳳(23)、いずれも今が旬の売れっ子女優だ。この3人に共通するのは、いずれもNHK連続テレビ小説、“朝ドラ”のヒロインだということ。

周囲がピリピリ!?

 土屋は2015年度前期の『まれ』、永野は2018年度前期の『半分、青い。』、広瀬は2019年度4月からスタートする、前期の『なつぞら』ヒロインを務める。

 本人たちの“本当の仲”はいざ知らず、ひとたび共演するとなれば、周囲が勝手にライバル関係を勘ぐって、現場に緊張ムードが漂ってしまうのだ。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 昨年末の『紅白歌合戦』に、広瀬と永野は司会者と審査員という立場で出演したが、『女性セブン』(小学館)2月7日号によれば、「2人の周囲がピリピリしていて異様な雰囲気」だったという。だが、実際には2人の仲はよいそう。

「『女性セブン』によれば、2人は、ともに雑誌『Seventeen』(集英社)のモデル出身です。歳が近いこともあって、2人はすぐに、互いを“すずちゃん”“めいめい”と呼び合う仲になったようです」(芸能記者)

 2人の関係のよさは、紅白での数少ないやりとりからもうかがえた。

永野が主演した『半分、青い。』の主題歌『アイデア』を星野源が歌った後、広瀬が“芽郁ちゃん、どうでしたか?”とコメントを求めると、永野は目を潤ませながら“何回見ても泣きそう”と、和気あいあいとしたやりとりをしていました」(前出の芸能記者)

 モデル、女優としては広瀬が先輩だが、朝ドラヒロインとしては永野が先輩。そんな2人の複雑な関係に、周囲が勝手に気を揉んでいるのだが、本人たちは、まったく意に介していないようだ。

 広瀬と土屋の間にも、同様の状況が見られる。

 2017年に公開された、広瀬主演の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の続編として、ドラマ『チア☆ダン』(TBS系)が、昨年秋に放送されたが、このドラマの主演を務めたのが土屋だった。このドラマに、広瀬はヒロインが憧れる人物として「特別出演」していた。

 広瀬と土屋の関係をさらに複雑にしたのは、今年に入ってオンエアされているソフトバンクの2つのCM。その詳細を『週刊新潮』(新潮社)1月31日号が報じている。

 一つは「しばられるな」篇として公開されているCMで、広瀬がガラスのケースを突き破り、コンクリートの壁を拳で壊すという内容。そしてもう一つは、土屋や岡田准一(38)、白石麻衣(26)らが異世界の旅人という設定のRPGゲーム風な「ギガ国ものがたり」篇というシリーズだ。

ソフトバンクのCMといえば、犬のお父さんで知られる白戸家シリーズがよく知られています。これまでの白戸家シリーズは、大手広告代理店の電通が独占的に制作していました。

 しかし、広瀬の“しばられるな”シリーズは、電通のライバルである博報堂の制作です。コンペに勝利して食い込むことができたわけですが、“ギガ国物語”は、電通の制作。つまり、見方によれば広瀬と土屋は、いつのまにか大手広告代理店の代理戦争をやらされているというわけです」(芸能プロ関係者)

 永野VS広瀬、広瀬VS土屋。いずれも本人たちの思惑とは関係なく、周囲が勝手にヒートアップしているだけともいえるが、それはつまり、彼女たち3人が次の国民的女優の座を争う立場にあるからでもあるだろう。

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