これがファンの間で売れ行き好調な“嵐グッズ”

今回、ボクは大ちゃん(大野智)の“ロングバケーション”と呼んでいるんです。成熟した大人の表現者になるための期間なのかな、と考えています

 2月3日、自身がキャスターを務める『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で、嵐の活動休止について語った東山紀之。以前から、「大野の心の揺れは何となく感じていた」というヒガシは、後輩たちの大きな決断に理解を示した。

 そしてこの日、放送された「嵐ロス」特集の中で“嵐の町”として紹介されたのが、愛媛県宇和島市にある人口約200人の小さな町。ナゼ、“嵐の町”かというと、町名が「津島町嵐」だから。

 当然、町内の各店舗には「嵐店」「嵐郵便局」、また保育園や浄水場に至るまで、街のあちこちで「嵐」の文字が目に入る。全国に数多の“嵐の聖地”と呼ばれる場所があれども、ここは正真正銘、“嵐の町”なのだ。

「ほかの色はないんですか?」

「熱心なファンの間では、もう10年くらい前から知られている聖地ですよ。実際に訪れては、町中の“嵐”を写真に収める猛者もいるほど(笑)。そしてゲットするのが、町で売られている“オリジナルグッズ”なんです」(ファンの女性)

 そのグッズというのが、先の《嵐郵便局》の名前が入った「ポスト型ハガキ」(税込み185円)。こちらは全国各地の郵便局でも販売する、郵便局名が記名されたポストカードなのだが、《嵐》が入っただけでファンにとっては“レアグッズ”だ。

 そしてもうひとつ、手にしたいのがバス停留所の標識をモチーフにしたストラップ。どこか懐かしい、赤と白を基調とした丸板には《バスのりば 嵐(あらし) 宇和島バス》とある。たしかに、これは……「嵐」グッズだ!

 冒頭のヒガシの番組では紹介されなかったものの、嵐の活動休止発表後、グッズの存在を知ったファンや、あらためて購入を希望するファンが増えているようだ。

 この「バス停型ストラップ『嵐』」を“オリジナルグッズ”として販売している、宇和島自動車株式会社業務部営業課に話を聞いてみると、

当社の営業所窓口などで販売しているんですが、購入されるお客様が増えました。またネット販売としてHPからも注文をいただけまして、そちらでも通常時より多くのご注文、お買い求めていただいております。

 窓口に直接いらっしゃるのは、中高年の女性が多く見受けられますね。もしかしたら、お子さんやお孫さんへのプレゼントなのかな、とは見ているのですが

 そもそもは『土居(どい)仲(なか)』『出合(であい)』『大成(おおなる)』など、宇和島市内にある変わった名称のバス停留所ストラップを作っていたという。そして'11年、追加して、同じく地名の『嵐』を作ったところ、口コミなどで広がり1週間で1500個が完売する人気ぶりに。当初は“紫”の一色だったとのことだが、

購入されたお客さまで“ほかの色はないんですか?”とのお問い合わせもありまして、ご要望を反映させていただきました。カラーは全部で5色あり、赤、青、黄色、緑、紫です」(宇和島自動車、以下同)

 購入は、『土居仲』などのほかのバス停ストラップと併せた2個800円(税込み、別途代金引換料、送料)セットで、『嵐』は希望の色を指定できるのがうれしい。

 それにしてもジャニーズ事務所と言えば著作権や肖像権にきびしく、いわゆる“非公式グッズ”は認めてはいない。『嵐』ストラップは大丈夫?

こちらはあくまでも“当社のバス停留所のストラップ”になりますので、そうご理解していただければと思います(苦笑)

 そう、これは宇和島の地名が入った“ご当地グッズ”。それでもファンにとっては、是が非でも訪れ、触れたい“嵐の町のグッズ”なのだろう。