氷川きよし 撮影/廣瀬靖士

 踊る!! お手拍子!! そしてコール!! とびきりノリノリのきよしくんが、着流し姿でステージ狭しとあちこちを跳び回る。楽しくて晴れやか。そして、みるみる元気が湧いてくる。新曲『大丈夫』は、『最上の船頭』とともに両A面で、3月12日に発売となったばかり。

「『大丈夫』、コンサートですごく盛り上がるんです。自分も歌いながら盛り上がっています(笑)。心の底から“歌いたい!!”って思える曲に出会えた気がしています」

 “大丈夫”は魔法の言葉だと、きよしくんは優しく微笑む。

不安で押しつぶされそうなとき、“大丈夫だよ”って言われると、すごくホッとしますよね。ファンの方からは、“手術をします。『きよしのズンドコ節』を聴いて手術室に入ります”というお手紙も、本当にたくさんいただくんです。そんなふうに自分の歌を使ってもらっているんだな、愛してもらっているんだな、とひしひしと感じています

 とはいえ、『きよしのズンドコ節』は24歳のときにリリースした曲。17年前だ。

『きよしのズンドコ節』は、本当に大切にしていく作品。ただ、今の自分自身を重ね、今じゃないと歌えない思いを大切にしたいんです。振り返ったときに“人生を歌ってきた”と思いたいから。

『大丈夫』の歌詞や世界観、すごく共感するんです。だから、僕の中では“40代のズンドコ節”。この作品がまた代表作となるように、今年はたくさんイベントもやろうと意気込んでいます」