日本選手団が、冬季史上最多となる24個のメダルを獲得したミラノ・コルティナ五輪。2022年、北京五輪での18個を6個上回るメダルラッシュで大興奮のまま幕を閉じたが、その中でも大きな注目を集めたのは、フィギュアスケートペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来・木原龍一の2人だろう。
りくりゅうへのボーナスに大物から“苦言”
フィギュアスケートペアでは、日本人選手のメダル獲得自体が史上初の快挙。さらに金メダルとあって、大活躍の2人には所属チームから“ビッグボーナス”が。
「世界主要4冠を獲得し、“ゴールデンスラム”を達成した報奨金として、所属する『木下グループ』の社長から2人に2000万円ずつ、合計4000万円のボーナスが授与されました。このボーナスを聞かされた2人は驚きの表情を浮かべていましたが、使い道について三浦選手は“家族のため”木原選手も“両親の好きなものをプレゼント”と回答し、ここでも息ぴったりの様子を見せていましたね」(スポーツ紙記者、以下同)
ペアの歴史の新たなページを刻んだ功労者への明るい知らせだが、このボーナスについて、ある“大物”がコメントして物議を醸している。
「ミュージシャンのGACKTさんが、自身のX(旧ツイッター)で《うちのスタッフがこのニュースを見て、「すごーい!2000万!」と言っているのを聞いて、正直ゾッとした》と投稿。彼は、《世界一を取った二人に2000万円。称えるのはいい。だが、、、人生を賭けて世界の頂点に立った人間への評価として、この金額は低すぎないか?》と、その値段に苦言を呈したのです」
GACKTは続けて、《【世界一】を取りに行くということ。それは「好きだから」や「趣味だから」で到達できる世界じゃないことくらい、どんなバカでもわかるはず》として、《人生を賭けてもそこに辿り着ける人間はほとんどいない。だからこそ思う。その人生を賭けた代償を考えればこれ、安すぎないか?》と、繰り返しボーナスの金額を不当だと綴った。
また、《日本の国民性なのか、日本人は【努力の物語】が好きだ。だが、【勝者の価値】を本気で理解し、評価しているとは思えない。彼らの稼ぎは会社員のように定年まで続かない。現役の時間は恐ろしく短い》と、アスリートなど世界一を目指す者が収入を得られる期間の短さも指摘。《そんな過酷な環境と現実の上で、世界の頂点に立った二人への評価がこの金額なのか?これで、子供たちはこの世界を目指すだろうか?》と、夢見る子どもたちへの影響も懸念している。
しかし、この投稿に対して、リプライ欄には「木下グループのスケートリンクの維持管理や活動費、遠征費だって相当費用がかかっていると思いますよ」「木下グループはペア結成の2019年から、ずっと2人をサポートしてきました。その結果の金メダルです。スポンサー企業に対して失礼です」「安いと思うなら、自分が金を出せば?」など、辛辣なツッコミが多く寄せられている。
一方で、「国から税金で各選手10億円くらい渡せばいい」「4年に1回って考えたら安いわな」「2000万だと家も買えないし」「2億円〜5億円だったら夢も感動も増える」など、GACKTの発信に同意する声も。
なお、りくりゅうペアには日本オリンピック委員会と日本スケート連盟の2団体それぞれから、金メダルに500万円、団体競技の銀メダルに対して200万円の報奨金も支給される。合わせると各1400万円ずつ、2人合わせて2800万円。木下グループのボーナスと合わせると合計6800万円になるが、木下グループの木下直哉社長は、自社からの報奨金について「2人はこの金額に値するし、本来ならもっともっとだと思う」ともコメントしていた。
投稿で《国も企業も、【覚悟のある評価】を示すべきじゃないか?》と綴ったGACKT。アスリートたちへの評価に一石を投じた発信は、今後も議論が続きそうだ――。






















