「今の“流れ”をよく勉強している」

EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSなどが所属する芸能事務所『LDH』に注目しています。彼らのような“一体感のある一族”にしたいようです。LDHはグループ同士の交流が非常に活発で、紅白歌合戦などのステージにも一族総出でステージに上がっていますからね。まずは、増えすぎて飽和状態になってしまったJr.のグループを再編成しようと考えているみたいですよ」(芸能プロ関係者)

 実際、ジャニーズ事務所の中では大きな動きがあった。

「親会社の『ジャニーズ事務所』から『ジャニーズアイランド』にスタッフの大異動があったそうです。アイランドの人事権は、滝沢さんが握っていますから、アイランドに人を集めたのはそれだけ本気ということなのでしょう。ジャニー喜多川社長からは“ある程度、事務所全体の舵もとってほしい”と言われているそうですよ。今後は、全体の人事に関わる可能性もあるようです」(同・芸能プロ関係者)

 まだ3か月だが、滝沢は社長として徐々に足元を固めつつあるようだ。

現役アイドル時代もプロデュースや演出はしていたので、人を見る目はあるのでしょうね。Jr.でもファンがいればグッズは売れるので、まずはユニットを組ませる。そして曲をネットで配信するという、今の“流れ”をよく勉強しています」(同・芸能プロ関係者)

 ジャニーズの体制を盤石なものにするために、滝沢が重視していることが2つある。

「タレントに“ジャニーズ愛があるかどうか”と“事務所の風紀を乱さないか”という点です。LDHのような団結力を高めるには、どうしても必要な要素だと考えているのでしょう」(同・芸能プロ関係者)

 滝沢が改革を志しているのは昨年、ジャニーズで不祥事が相次いだからだ。

「元TOKIOの山口達也さんの事件があり、NEWSの小山慶一郎さんと加藤シゲアキさんが未成年の女性に飲酒させたと報じられ、関ジャニ∞の渋谷すばるさんの脱退など、混乱に見舞われました。滝沢さんは乱れた風紀を正そうとしているのでしょう。

 このままでは300人以上いるJr.に示しがつかない。彼は周囲に“風紀を乱すような人は、たとえ先輩でも俺は言いますよ”とまで話しているといいます」(芸能プロ幹部)

 そうなると、気になるのが常に独立問題が取りざたされる中居正広の動向だ。