いま、若手俳優の中で最も注目を集めているといっても過言ではないのが山崎賢人だ。主演を務める映画『キングダム』(今年4月公開)は、累計動員が400万人を超え、興行収入も50億円を突破。今年公開された実写邦画では1位という大ヒット作品だ。

「山崎さんは、中学3年生のときに原宿でスカウトされ芸能活動を開始。'14年公開の映画『L・DK』では元祖“壁ドン男子”として注目を集め、

'15年には朝ドラ『まれ』で主人公の恋人役でお茶の間での人気も急上昇。その後も、多数の映画やドラマで主演を務めています」(スポーツ紙記者)

 山崎は生まれ育った東京都板橋区を愛する俳優として地元でひそかに話題になっているという。ドラマの撮影現場でも、彼の差し入れは区民が選んだ美味しい食べ物がラインナップされている『いたばしのいっぴん』から選ぶのが定番。地元の商店街でも気さくな彼の姿が目撃されている。

たびたび家族と訪れて

「賢人くんはお酒が好きで、有名になってからも商店街の人と飲みに行ったりしていますよ」(商店街関係者)

 商店街のほど近くにある老舗の寿司店が、そんな山崎の行きつけ。現在の大将は三代目で、地元の人たちに長く愛されるこの店は、味のよさから芸能人がひっそりと訪れる店でもある。

その店は昔からの常連客が集う、まさに知る人ぞ知るといったローカルな雰囲気。価格も庶民的で、時価ですが旬の魚を使った上握りが3500円ほどで食べられるんです。焼き物や地酒も種類が豊富でまさに穴場」(グルメ誌ライター)

 店内には山崎のサイン入り色紙が日付の古い順に何枚も飾られている。

「賢人くんがこのお店に通いだしたのは3年ほど前。地元の先輩が大将とゴルフ仲間で、その人に連れてきてもらったのがきっかけなんだそうです」(常連客)

 それからは、たびたび家族を連れて訪れているという山崎。店ではしっかりと親孝行をしているようだ。

個室じゃなくて、普通にお座敷で食事をしていますよ。賢人くんたちのお目当ては、ここで出されるカニ。“家族に美味しいカニをいっぱい食べさせてください”とお願いするんですって。高価なので、お会計もそれなりの値段になってしまうのですが、そこは賢人くんが払うそうですよ」(同・常連客)

 今年に入ってからも、家族で団らんを楽しむ姿が目撃されている。

ちょうど彼が長期の休みが取れていた時期だったようで、地元に帰ってきていましたよ。このお店には、昨年亡くなった星野仙一さんもよく訪れていて『夢』と書かれたサインが飾ってあるのですが、そのサインを見て“俺もサインに何か文字を書いたほうがいいのかな”と、影響を受けていました」(別の常連客)

 今夏は、スタジオジブリが製作協力をしていることで話題のアニメ映画『ニノ国』で声優にも初挑戦する。公開前には、やっぱりカニでパワーチャージするのかな。