この先ブレイクしそうな“カシミア系”とは?

 とはいえ正統派イケメンがすたれているわけではなく、現在はイケメンが細分化され、いろんな路線があるのだとか。では、どうして今、彼らが支持されているのだろうか?

「理由のひとつとして考えられるのがSNS。いろいろな人が簡単につながるようになったからこそ、大事になるのは親近感です。私もですが、女性はなぜか好きな芸能人と結婚やお付き合いとか、いろいろ妄想します。現実感のある彼らはそこが強いんです。ほかにも長谷川博己さんや坂口健太郎さんとか。この先、清原翔くんもくると思います

 ただ、実は彼らもイケメンの区分けをすれば“王子様系”に属するのだとか。これは過去の流行からの反動という見方もできるそう。

「2000年代からは、戦隊ヒーローや仮面ライダ-など、親子2世代を狙ったイケメンがたくさん出てきました。2010年代からは、2.5次元の舞台のように会いに行けるイケメンが出てきた。2010年代からは経済不安や災害が重なり、頼りがいのある男性に守ってほしいというように、佐川男子とかラグビーの五郎丸歩選手などの男らしいイケメンが出てきたんです。そういう時期を経て、今は”国宝級塩顔イケメン”の羽生結弦くんのような、マンガから出てくるような王子様系に戻ってきている気がします」

 ではこの先、注目が集まるのはどんなイケメン?

癒し系だと思います。なかでも毛布より癒される“カシミア系”のイケメンです。なぜなら、女性は疲れているから。NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』の向井理さんからイケメン枠を作ったのがその証拠で、今の『なつぞら』では吉沢亮くんを含め5人くらいいますよね。仕事をしている女性はもちろん、主婦は無条件に忙しい。ホッとする要素をドラマのイケメンに求めたりもします。イケメンは、もはやエステでもありサプリメント。そういう立ち位置になってきたんだと思います」

 妄想の対象であり、癒しのパワースポット。この先、どんなイケメンが現れて、ハートをわしづかみにしてくれるのか、期待して待ちたいところだ。


<今回のセキララアナリスト>

沖直実さん
各局の朝のワイド番組や情報番組に出演するイケメン評論家。ラジオバ-ソナリティ-や司会もこなすほか、イケメンユニットのプロデュース、雑誌の記事執筆などで活躍。2004年から「いい男祭り」を主催し、企画、構成、司会を担当する。
(沖直美ブログ)https://ameblo.jp/okinaookinao/

 

 

<文/雛菊あんじ>