「泥臭さ・男らしさ」がにじみ出てくる存在

─サロメ王女に振り回される、地下牢の門番の兵士・ナラボート役に納谷さんを選んだ理由は?

池田 ナラボートはイメージに合う俳優が浮かばなくて、けっこう難航していたんですね。どうしようか考えていたときに、信頼するスタッフから「ぜひ、納谷くんがいいんじゃないか」って言われて。ちょうど主演の舞台を上演されていたので見に行って。

納谷 『DIVE!!』ですよね。

池田 それで一も二もなく。顔がカッコいい男の子が好きなんで(笑)。

納谷 ハハハハハ!

池田 ナラボートはキラキラしていて愛されるキャラクターであってほしいというのもあって。もちろんそれだけじゃなくて、お芝居が達者であること。あとは泥臭さや男らしさが、お芝居や表現ではなく芯からにじみ出てくる人がいいなって思っていて。舞台を客席で見させていただいたときに、すごくそれを感じて。今回求めているものと合致したなと思いました。

納谷 もっと、がんばります! でも、初めてお会いしたときは、めちゃめちゃ緊張しました。「今日、池田純矢くんが来る」って聞いて、どういうモチベーションで芝居したらいいのか、力入れすぎてもいけないしとか、いろいろ考えて。

池田 ハハハハハ!

池田純矢×納谷健 撮影/廣瀬靖士
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─サロメに振り回される男を演じる気持ちは?

納谷 振り回されているんですけど、振り回されているのを出さないように振る舞いつつ、でも、わがまま聞いちゃうとか。なんか男ってそういう部分もきっとあると思う。僕も、たぶん振り回されるタイプだと思うので(笑)。

池田 アハハハハ!

納谷 いろんな振り回され方だったり、考えるのが楽しい役だと思います。