「8月7日、看護活動で功績のあった人物に贈られる『フローレンス・ナイチンゲール記章』の授与式が都内のホテルで開かれました。

『日本赤十字社』名誉総裁の雅子さまや、副総裁の紀子さまなどの女性皇族方が出席され、今回は『マギーズ東京』のセンター長・秋山正子さん(69)と、東日本大震災時の看護スタッフだった竹下喜久子さん(69)の2人が受章されたのです」(皇室担当記者)

 授与式の後、皇族方は受章者や国際赤十字関係者、看護学校の代表者などと40分ほどの茶話会を催された。

「茶話会では、私が在宅部門での看護なので“在宅での看護師がどれほどいるのか”“在宅ケアはどのくらい進んでいるのか”などのご質問を皇后陛下からいただきました。

 私がセンター長を務める施設に関しては“相談する窓口があることは、いいことですね”といったニュアンスのおことばもいただきましたね」

 そう話すのは、今回の受章者である秋山さん。一方の竹下さんは、雅子さまのお心遣いを次のように話す。

「記章をいただいた際の皇后陛下の素晴らしい笑顔で、緊張がほぐれ、うれしい思いがこみ上げてきました。

 茶話会でも、私が熊本県出身なのをご存じだったようで“地震のときは大変でしたね”といったおことばをいただいて感激しました」

『フローレンス・ナイチンゲール記章』の授与式で(8月7日)

 この行事は、美智子さまから引き継がれた大切な公務で実は、この日のために雅子さまは体調を整えられていた。

「皇后が不在というわけにはいかない行事のため、7月の段階から仕事量を調整されていました。例えば、7月中旬に養蚕の収繭作業を見学する予定でしたが、翌日に東京大学の教授からご進講が急きょ入ったため、見学を見送られたのです」(宮内庁関係者)

 体調を万全に整えられた理由はもうひとつ、美智子さまから受け継がれた“最重要公務”のためでもあった。

それは、8月15日に行われた『全国戦没者追悼式』です。上皇ご夫妻がかねてからお心を砕かれている行事で、両陛下もそのお気持ちを引き継がれています。両陛下は、いわゆる“戦争を知らない世代”ですが'15年には、ご一家で戦後70年の特別企画展をご覧になるなど、戦争に関する知識を常に深められています」(同・宮内庁関係者)

2015年7月、東京都内にある『昭和館』で戦後70年の特別企画展をご覧になったご一家

 皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、雅子さまのファッションについて、こう称賛する。

「戦没者追悼式では、上下ともグレーのセットアップで、とてもお似合いでしたし、陛下の1歩後ろを控えめに歩かれているところも印象に残りました。  

 ファッションで工夫されていて素晴らしいと思ったのは、洋装にもかかわらず、ボタンではなくて“組み紐”で留められていたことです。

 洋風ボタンではなく、組み紐を使うことで“日本らしさ”を演出されていたことが雅子さまらしいと思いました」

 雅子さまの覚悟と努力が、国民を幸せにしてくれるはず。