“先輩のファン”を激怒させたことも

 また、ジャニーズ内で先輩への「失言」も。

 King & Princeのメンバーで現在活動休止中の岩橋玄樹は、かつて野球少年だったこともあり、野球に関する仕事を熱望。そんな中、『Going!Sports&News』でキャスターをつとめ、ホームランプロジェクトなど数々の野球関連の仕事をこなすKAT-TUNの亀梨和也を引き合いに出し、「亀梨くんがおじさんになってできなくなったら」自分が引き継ぎたいと発言。亀梨ファンが激怒したことがあった。

 A.B.C-Zの橋本良亮は、ジャニーズの忘年会が開催された際、無礼講だからといって、少年隊の植草克秀に、「飲め飲め」と言いながらお酒を注ぎ、近藤真彦にも「今日は飲みましょう」と言っていたと、松岡昌宏のラジオで明かされていた。

 冒頭の「日本破壊」の猪狩ばかりでない、ジャニーズタレントの失言の数々。ある芸能記者は、

「ジャニーズに入り若いうちから売れてしまい、社会的な常識を学ぶ機会が少なかった、ということもあると思います。ジャニーズだから失言するのではなく、ジャニーズだからより多くの人の注目を集めるという、影響力の大きさを考えてほしいですね」

 かつて“ビッグ発言”で好感度を一気に落とし、表舞台から消えてしまった“先輩”もいた。今の若いジャニーズタレントは、当時のことをどれだけ知っているのだろうか。ウェブメディアへの進出も進むなか、そういった場での失言・炎上にも気を配っていったほうがよさそうだ。

<取材・文/渋谷恭太郎>