街頭で配っていた『PRODUCE101JAPAN』ステッカー
【写真】明菜にキョンキョンにアミーゴ、懐かしのデビュー当時

“令和の「日プデュ」”になれるか?

 プデュファンの間では、すでに“日プデュ”という略称で呼ばれ期待が高まる『PRODUCE 101 JAPAN』。『ASAYAN』で司会を務めていたナインティナインが“国民プロデューサー代表”として参加していることからも、この番組を『ASAYAN』のような国民的オーディション番組に育てたいと考える制作陣の思惑がうかがえる。

 毎週、練習生の成長過程をパソコンやスマートフォンで見ることができ、インターネットで気軽に投票できるこの『PRODUCE 101 JAPAN』のシステムは、国民的オーディション番組を作り上げるのにもぴったりといえる。

 AKBグループの総選挙のように投票に参加するために何かを購入するといったハードルがないぶん、一度番組を見ただけのライトなファンでも気軽に投票に参加できる。アーカイブ配信もされているので好きなタイミングで番組を見ることがができ、見逃す危険性も少ないというテレビ離れした若い世代にもリーチしている。

 またYouTubeで多くの関連動画を配信することで、番組以外でも練習生たちの姿を楽しむことができるのも新しい。ただ、動画の視聴数などで、その練習生に対する人気度や注目度が誰の目にも明らかになってしまうこともあり、投票前に人気が可視化されることで、練習生やファンのモチベーションや投票行動に影響が出る可能性も危惧(きぐ)される。

 オーディション番組が人気を得るには、やはりその参加者に魅力があるかどうか。『PRODUCE 101 JAPAN』に参加する練習生たちは、6000人の中から選ばれたイケメンぞろいで、練習生一覧の顔写真を見ると、韓国発のオーディション番組がもとになっているからか、K-POPアーティストのような細面の美男たちが並んでいる。BTS、SEVENTEEN、EXOなどのアーティストが日本でも支持を得ている昨今、彼らのような完成度を誇る日本発のアイドルはどのように活躍していくのか。

 これまでジャニーズ事務所がそのほとんどを占めていた日本の男性アイドル界。『PRODUCE 101 JAPAN』の練習生たちは、ジャニーズ事務所やEXILEなどのLDHグループとはまた違う魅力を持った、新しいアイドルへと成長する可能性を秘めている。夢に向かって努力する彼らの姿が、視聴者からどのぐらい支持されていくのか。そして彼らがどのようなアーティストへと成長していくのか。12月に明らかになるその結果が、今から楽しみなところだ。

ナインティナイン 『PRODUCE101JAPAN』 新プロジェクト概要発表会見
PROFILE
松村 知恵美●まつむら ちえみ●家と映画館(試写室)と取材先と酒場を往復する毎日を送る映画ライター、WEBディレクター。’01年から約8年、映画情報サイトの編集者を経て、’09年に独立し、フリーランスに。ライターとしての仕事のほか、Webディレクションなども行う。