待遇をとるか、やりがいをとるか

 国税庁の民間給与実態調査によると、平成30年における民間企業の平均年収は441万円で、リーマンショック以前の水準以上のレベルまで回復してきているという。一方、今回ジャニーズ事務所が募集している役員秘書の年収は325万円。12か月で割ると、1か月あたり27万円ということになる。

「そこから所得税や年金、保険料などが引かれるわけですから、手取りだと22~23万円ぐらいになるのではないでしょうか。

 募集要項には『経験者優遇』とありますが、給与的には新卒の水準ですよね。ただ、役員秘書ということは滝沢副社長の秘書になれる可能性もゼロではない。ジャニーズ好きとしてはやりがいのある仕事なのかもしれません。

 しかし、滝沢は各グループのコンサートを見るために全国各地、さらに世界各国を飛び回ることになるでしょうから、秘書も忙しくなるのではないでしょうか。そうなると、この金額はキツいですよね。

 ただ、『325万円以上』ということですから、その人の能力に応じて金額が決まる可能性もあります。だから、最低325万円ということですね。ジャニーズ好きなら応募してみるのもいいかもしれませんね(笑)」(前同)

 ジャニーズ改革を目指す、滝沢秀明副社長の最も近くにいられるかもしれない秘書職……なかなか夢がある仕事ではありそうだが……。