ダウンタウンやナイナイ、渡辺直美を稼働させます!

劇場クラスの若手芸人は数人のマネージャーが数百組の芸人のスケジュールをパソコン上で管理しているだけです。現場にマネージャーが同行することはほとんどないので、専属マネージメントと呼べるものではありませんし、当然かもしれませんね(笑)。

 ただ得意ジャンルのある若手芸人が“専属エージェント契約にしたい”と申し出たところ、説明会と同じようにリスクを延々と説明され、『これまで通り』で契約するよう丸め込まれたという話なので、吉本サイドはとにかく専属エージェント契約は結んでほしくないようです」(元吉本芸人)

 なぜ吉本はエージェント契約を結んでほしくないのか?

「吉本は『沖縄国際映画祭』など、所属芸人総出で行うイベントも多い。そういった企画は、“ダウンタウンやナイナイ、渡辺直美を稼働させます!”といった条件で協賛金が集まるんです。

 でも売れっ子芸人が軒並みエージェント契約をしてしまえば、今までのように事務所サイドが強く出ることができなくなりますからね。毎回、芸人に出演のお伺いを立ててから話を進める……となると時間も手間もかかるため、専属マネージメントのほうが都合がいいんですよ」(広告代理店関係者)

 加藤浩次に続き、専属エージェント契約で交渉を進めているピン芸人のたむらけんじ(46)も、契約交渉後のツイッターで、

≪マジか。。。 交渉でもなんでもないやん。。。 マジか。。。 何にも変わってへん。。。のか???≫

 と不信感を募らせていた。結局、フタを開けたら何も変わっていなかった……とならないことを願うばかりだ。