まだまだ収束しそうにない『東出昌大不倫騒動』のなか、『週刊文春』は第3弾を報じている。タイトルは《杏「東出と離婚しない」理由》と打たれているが、今回は“道ならぬ恋”に走り、悩み続けた唐田の心境がくみ取れるSNSのスクリーンショットが掲載されている。それを見ると彼女がどれほど東出にのめりこんでいたのかを察することができる。

 最近は所属タレントのプライベートな事案に関して口出ししないという事務所が増えてきた。唐田は女優ばかりが在籍する“役者系”の事務所に所属しているのだが、出演作品やCMが増えてきているとはいえ、まだまだ駆け出しの女優だ。従来の例から言えば命取りとなるかもしれないスキャンダルは極力避けねばならない。そのため、ともすれば“色恋”に走りがちな若い俳優たちをコントロールする必要がある。唐田の事務所はどうだったのか。

 彼女が所属する芸能事務所は、広末涼子をはじめ戸田恵梨香や有村加純、山口沙也加、吉瀬美智子、徳永えり、松本穂香など実力派人気女優を抱えている。

 そのなかで広末や戸田の過去の“熱愛歴”を見てみると、週刊誌に撮られまくっているのは事実だ。やはりプライベートに口出ししない方針であることがうかがい知れる。

 唐田を担当していたマネージャーは、戸田、有村、松本を売り出し、業界でも辣腕の呼び声が高かったのだという。

「戸田恵梨香さん、有村架純さんらを担当し、特に有村さんのときはいちから一緒になって今の地位まで育て上げてきたスゴ腕です。若手の映画監督に積極的にコラボを仕掛けたりといった野心家でもあります。最近だと、ドラマ『この世界の片隅に』の主演に抜擢されブレイクした松本穂香さんを売り出しました。満を持して事務所待望の若手”である唐田えりかさんのマネジメントに着手していたら今回のような報道が起こったんです」(芸能プロ関係者)

 有村の例を見る限りでは、彼は唐田にも女優としての才能と将来性を見てとり、マネージャーとして心血を注いだと推測できる。だが唐田はそれを知っていても、裏切ってしまうほど、恋にのめりこんでしまったということか。このマネージャーも含め、多くの者が対応に追われたのは明白だ。

事務所サイドも日頃から唐田さんが精神的に不安定だった部分があり、恋愛関係で悩んでいることもある程度察していたみたいですが、芸の肥やしになると考えていた節もあったようです。しかし、まさか“東出さんとの不倫”だとは思ってなかったようですね。もし知っていたら止めないわけはなかったでしょう……」(同前)

 いまだに事務所の公式HPには彼女のプロフィールが掲載されている。このことから、事務所は唐田を見捨てなさそうだということがわかる。

 これまでの例をみると、ベテランや実力派でない限り、不倫騒動を起こした女優やタレントは消えゆく運命にあった。まだ駆け出しの唐田もそうなる可能性は大きいのだが、マネージャー氏の手腕が試されるときなのかもしれない。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌などで取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。