張り紙をしたと思われる人物を発見!

 さらに、ビストロから70メートルほど離れたラーメン店「屋台らーめん 健太」も同じ日に自粛ポリスの標的に。

《シャッターを下ろして20時以降営業しないでください》《高円寺の為、ラーメン健太さんが詐欺罪で検挙されないために宜しく》

 との貼り紙に店主の横尾健太さん(37)は、こう憤る。

「20時以降は、お客さんは断っています。シャッターを閉めて、近所の同業者と今後のことを話していただけなのに、隠れて営業していると間違われたのかも。

 名前をちゃんと名乗れ、卑怯だと言いたい。こそこそやっているのは、どっちなんだと! お前のほうこそ、こういうことを自粛しろ! ですよ」

週刊女性が直撃した飲食店の店主は、健太さんのラーメン店にはよく通っていたという
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 東京では、営業自粛の協力金が1店舗あたり50万円に加えて、さらに50万円を上乗せすることになったので、金銭面でも神経質になっていたのだろうか。

 取材を進めるうちに、ある飲食店店主の存在が浮かび上がったので、週刊女性はそこを訪ね、率直に質問してみた。

 あなたが、貼り紙の犯人ではないかと─。

「えっ、それはないですよ」

 と笑みを浮かべ反論したが途端に目が泳ぎ、以降は記者と目を合わせないように。

 さらに、ソワソワしはじめて、会話を避けてせわしなく手を動かし、仕事のほうへ集中しようとしたが、問わず語りに話し始めた。

「あのビストロと健太さんはひどいですよ。もともと商店街では評判が悪くてね。客層もよくないし、前からワイワイガヤガヤとうるさかったし、いまでも闇営業をやっているみたいですからね。

 コロナで大変なときに、感染者でも出たら、隣の店だって営業できなくなるし、この高円寺全体が大変なことになりますよ。

 近所の人で、よく思っている人はほとんどいないんじゃないですか。だから、誰があの2店にビラを貼ってもおかしくないと思いますよ」

 そして、疲れた顔で深刻な経営状況をこう語った。

「コロナ以前はね、バイトを雇っていたんですが、事態が悪化して雇えなくなって。こうやってひとりで、てんてこ舞いの毎日で、きちんと時間を守ってやっているんですよ。ホントに疲れますよ。それなのに、ノー天気にやっている店があるのかと思うと……」