コミックの累計発行部数は6000万部を突破。'19年4月にアニメ化されると放送終了後に一気に火がつき、芸能界でもファンであることを公言するタレントが続出するなど話題となった週刊少年ジャンプの漫画『鬼滅の刃』。そんな空前のブームの中にもかかわらず原作がついに最終回を迎え、著名人にも多くの反響を呼んだ。

いまは感無量です。原作の吾峠呼世晴先生は作品のスピード感を大事にし、変に気を持たせることはされないとわかっていたので、最終決戦になり、ここ1か月くらいは毎回、次で終わりかなという覚悟で読んでいました

 こう話すのは、早くから作品のファンだと熱く語ってきた椿鬼奴。週刊女性の取材に “鬼滅ロス”の胸の内を語った。

「連載開始からすごく面白くて、毎週楽しみに読んでいました。特にアニメが始まると認知度がすごく高くなって、共感して話せる人が増えたのがうれしくって。中でもオカリナがよく話し相手になってくれて、舞台化したらガンバレルーヤも交えて一緒に見に行ったり。

 昨年の夏ごろは『世界の果てまでイッテQ!』で海外ロケによく行っていたんですが、スタッフさんにすすめると、みなさん読んでくれて現場で話ができるので、楽しい思い出が多かったです」

SNSでまさかのバズり

 個性豊かなキャラクターが多いことから、コスプレをする人も続出。鬼奴も主人公・竈門炭治郎のコスプレを披露した。

炭治郎の耳飾りは結構前から持っていたんです。昨年アニメが始まって認知度が出てきたころ、メイクさんと相談して片方だけしてみようという話になりつけたんですが、特に誰もリアクションがなく(笑)。そのあと『24時間テレビ』でつけたらSNSでざわつくようになり、秋ごろの『タモリ倶楽部』でつけたら鬼滅ファンの間でバズりました。

 そこから、反響があるなら家にあるもので炭治郎のコスプレもしてみようと思い、夫の緑と黒のシャツを使って手作りしてSNSにあげたのが最初です。ただ、炭治郎は市松模様なんですが、私のはヒョウ柄です(笑)

 ファンから聞こえてくるのは、続編希望の声だけど……。

続編も期待しましたが、作品が完璧に終わっていて満足はしているので、発表されたスピンオフ作品を楽しみにしたいです。もっと読みたい気持ちはありますが、吾峠先生のまったく違う作品も期待したいなと思ってます」