「佐々木さんのCMのギャラは1本3000万円ほどなんですが、仮にディスカウントしても新規のオファーは減ってしまうでしょうね。家族や夫婦をイメージさせる商品やサービスのCMでは、彼女を積極的に起用しようと考えるスポンサー企業はしばらく出てこないはず。CMを見た人が、どうしたって渡部さんの事件をイメージしちゃうので。トイレ用品のCMとか冗談でも名前を出せませんよ」(広告代理店関係者)

 その言葉を裏づけるかのように「影響が出始めている」と語るのは、スポンサー企業や広告代理店にCM出演タレントの提案をするキャスティング会社の経営者だ。

相次ぐママタレのトラブル

「実は最近、CM業界は“ママタレ不足”なんです。木下優樹菜さんや安田美沙子さん、小倉優子さん、そして杏さんといったこれまで人気だったママタレたちに相次いで“トラブル”があったでしょう」

 それゆえ、ママタレ案件のキャスティング会議では、必ずと言っていいほど佐々木の名前が挙がっていた。

「ある日用品を扱う大手メーカーの新商品CMでも佐々木さんが候補タレント3人の中に入っていたんです。ところが渡部さんの一件があって、リストから彼女の名前が消えていて。私の知る限りで、そういった話が2本ありました。1本3000万として2本で6000万円が消えたことに……」(前出・経営者)

 今年2歳になる子どものためにも、「離婚はしない」と周囲に話している佐々木。

 その判断は吉と出るのか。それとも─。