ヨガはメンタル面にも効果がある

■5.ヨガ

 ヨガは身体だけでなく、メンタル面にも効果がある。深い呼吸を意識的に行うことで、ホルモンバランスや自律神経が整えられ、リラックス効果を得ることができる。あらゆる年代の人ができ、ヨガ教室に通うだけでなく、オンライン動画も豊富なので、自宅で好きなときに行ってもいい。

「気分が滅入ったとき、ヨガの呼吸法を行うと、イライラや不安感がスーッと引いていきます。更年期世代にはぴったりの運動法です」

■6.お酒との付き合い方

 女性は男性に比べ肝臓が小さく、アルコールの影響を受けやすい傾向が。また年齢とともにアルコール代謝は低下していくので、更年期以降は注意が必要だ。

「ダイエットも兼ねて休肝日は意識的に設けることをおすすめします」

 葉石かおりさん、吉野一枝さんの著書では、若年性更年期障害と診断され15年間、婦人科に通い続けて二人三脚で編み出した、女性ホルモンとの付き合い方を公開!

(取材・文/紀和静)

『死んでも女性ホルモン減らさない!』(葉石かおり著・吉野一枝監修 税込1650円 KADOKAWA刊)※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします

【写真】ちょっとした心身の不調も“更年期障害”かも!? わかりやすくマンガで解説

葉石かおりさん はいし・かおり。エッセイスト。一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーション理事長。酒ジャーナリスト。ラジオレポーター、週刊誌の記者を経て現職。国内外でサケ・アカデミーを開講し日本酒の伝道師・SAKE EXPERT の育成を行う。
吉野一枝さん よしの・かずえ。よしの女性診療所院長。産婦人科医。会社員を経て、32歳で帝京大学医学部に入学。臨床心理士の資格ももち、社会経験を生かした、女性の心の悩みに寄りそう治療に定評がある。講演、メディア出演などで女性の健康の啓発のために積極的に活動。