きょうだいを平等に愛するのはNG!?

 きょうだいコンプレックスから抜け出すには、何が必要なのだろうか?

 葛藤を抱える本人に対して「自分の個性を信じることが大事」と、碓井さんは言う。

「きょうだいと比べて、どっちが上で、どっちが下だという考えは捨てるべき。それぞれの個性を認めることで、相手に対する悔しさや葛藤を減らすことができます」

 またコンプレックスは、使いようによっては原動力に変えることもできる。

「謎解きブーム」の仕掛け人である松丸亮吾(24)は、メンタリストのDaiGo(33)を兄に持つ。慶應義塾大学を卒業した兄への対抗意識から東大受験に挑み現役合格したあと、謎解き問題を作るようになったとか。“DaiGoの弟”の呪縛を自らの力ではね返したのだ。

兄・DaiGo(右)への対抗心と負けず嫌いな性格から、松丸亮吾はコンプレックスを払拭
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「“こんなコンプレックスがあったから頑張れた”というふうに、悔しさをバネに生きる力へと変えることが大切です」(碓井さん)

 無駄な争いを生まないためにも、きょうだいと自分には別のよさや価値があることを知っておきたい。

 また、親が持つべき心構えとしていちばん大切なのは、意外にも「子どもを平等に愛してはいけないこと」。

 碓井さんはこう強調する。

「自分をいちばんに愛してほしいと願うきょうだいそれぞれに、“どちらも同じようにかわいい”と言っても当然、納得はしないでしょう。子どもと2人きりのときに“あなたのことがいちばん好き”と、伝えてあげてください。そのひと言で子どもは心に余裕を持つことができます。自分の個性を信じることができて、親もわかってくれている。その安心感が重要なのです

(取材・文/高橋ももこ)